LAPITA☆SHIP旗揚げ公演
『THE KIDS 2020』を観てきました
場所は中野ザ・ポケット
本日、東京千穐楽でした
劇場で購入したグッズ
公演パンフレット ¥1,000
上演時間 : 約1時間55分 (途中休憩なし)
【アウトライン】
中年たちは疲れていた。 長い年月に揉まれ、定年時期もそう遠くはない歳になり、子供のころに通った小学校が廃校となる為に合同同窓会を開き、久々に再会する人達。
同じ場所に集っていた者たちは、年齢はまちまちでも、話せば何とか思い出せた。
自ら立ち上げた中小企業が倒産し、路頭に迷う人。病に侵され、余命いくばくもない人。最愛の家族を失い、想像を絶する傷心を抱く人。どうしても消せぬ罪から逃げ続け、後ろめたさから精神を病んでしまった人間。
心の片隅で命を絶とうと一瞬でも思ったことのある者たちだった。
集った者たちは星空を眺めながら、何も考えずに無邪気に生きていた少年少女時代を懐かしく思い、追想にふけた。
学園の校庭には変わらぬ風景があり、近所では有名な巨木もあり、その根には大きな窪みがあった。
先程まで見入っていた煌めく夜空がたちまち暗雲が立ち込め、月光を遮ったのだ。突然、雷鳴が轟き、土砂降りのゲリラ豪雨に見舞われた。大人たちは慌てて、その窪みに入り込んだ。
その日、その穴はいつもと違う空気を纏い、深い穴は一層深く永遠に続く闇のように見えた。
次々と入って行ったが、雷がその大木を襲い、その者たちが、その瞬間に忽然と姿を消したのだ。
その瞬間、彼らは、少年時代に還っていた。
しかも、大人の感情と記憶のまま、過去に戻り、子供になっていた。
現代では謎であったことの答えが過去に眠っていた。その知ってはならないパンドラの箱のような事実を開けようと奔走する者もいる。
過去の人間たち、親などの肉親、そして、無邪気だったあの頃に戻り、徐々に自分を取り戻していく大人たち。帰りたがらない者も現れるが、どうしても戻らなければいけない者もいる。
しかし、どうしても全員戻らなければ、現代に生きる者たちが不幸になる事を知り、再び現代に戻ろうとするが、多くの困難が待ち受けているのだ。
【キャスト】 (以下敬称略)
三浦浩一 : 泊 真輔
永田耕一 : 沢向祥二
橘ゆかり : 片山美穂
小野寺 丈 : 重光大輝
植松 洋 : 重光 洋
星山万里 : 泊 弥生
大原誠弐 : 戸井田猛
高橋志朗 : 後藤 忠
堀口幸恵 : 重光玖美
仲宗根久乃 : 片山美樹
山内志織 : 重光麻耶
鶴岡和樹 : 野崎太郎
羽真侑李 : 沢向千夏
木村圭吾 : 島原克之
松本真輝 : 沢向 学
河内晴大 : 山路善徳
飯田麻央 : 沢向京子
末廣春菜 : 末廣春菜
【感想】
小野寺丈さんが主宰のLAPITA☆SHIP旗揚げ公演でした
内容はアウトラインに書いた通りですが
廃校となる小学校の周りで起こり始めた奇病と現代と過去を奔走する人たちの物語でした
笑いあり涙ありの素敵な舞台でしたね
メッチャ面白かったです
終演後、永田耕一さんとお話し出来ました
沢向祥二役の永田耕一さんです
稽古中に足を痛めたと聞いていたので
心配でしたが徐々に良くなっているそうで
舞台上では治ったのかと思わせるくらいでしたよ
写真ありがとうございました
この公演は今日が千穐楽でした
ソワレに続く・・・