12時間耐久朗毒会
『夢の逃亡 僕の果て~燃えつきた向こうに安部公房~』の夜の部を観てきました
場所は荻窪ベルベットサン
上演時間 : 約2時間 (途中休憩なし)
の予定でしたが途中20分程の休憩が入り
終わりは21時30分でしたので結果
上演時間 : 約2時間30分 (途中20分の休憩含む)
【アウトライン】 (以下敬称略)
◆朝の部◆
『無関係な死』
『プルートーの罠』
「ある倉の二階に。オルフォイスとオイリディケというねずみの夫婦が住んでいました。夫のオルフォイスは、ねずみの世界では絶世の詩人として広く知れわたっていました。残忍で名の聞えた老いぼれ猫のプルートーがやってきたある日の夜のこと…」
安部公房版イソップ童話の超短編作を
河内大和(words)×村田正樹(tap)を入れ替えて
河内大和(tap)×村田正樹(words)でお送りする、へんてこ朗毒会!
『ノアの方舟』
安倍公房の描くノアは、聖書にあるような聖人ではなく、アル中で詐欺師で独裁者、方舟はノアの夢想、天地創造の物語も無茶苦茶で…
安部公房版ノアの方舟を、エフェクトマシーンを駆使して即興天地創造!
『水中都市』
◆昼の部◆
『飢えた皮膚』
「おれは飢えていた…街は乾燥し、真っ白に燃えたほこりが、地面にうずまいていた…」
阿片中毒男のセレブ女に対する異常な復讐。
"皮膚の色が様々に変わるという《保護色病》が、あなたの皮膚にも起ころうとしています。私は、この病気を防ぐことのできる一つの薬品があることを発見しました…"
矢崎氏のギターが弾き出す、
狂った男の飢えと欲望!
『空飛ぶ男』
「ある朝、僕は幻のような夢をみた。
まだ青というまでにはなっていない夜明けの空を、男がひとり、飛んでいた…」
河内大和(words)×村田正樹(tap)を入れ替えて
河内大和(tap)×村田正樹(words)でお送りする、へんてこ朗毒会!
『魔法のチョーク』
お腹が空いてる画家のアラゴン君。
転がっていた赤いチョークで、
試しに壁に絵を描いてみると、
あら不思議、実物が、ゴロンと床に落っこちてくるではないですか。
調子に乗ったアラゴン君は、ミス・ニッポンも描き出し…」
浩志が紡ぐマンドリンの煌めく音色が、
アラゴン君の夢想を見事に現実化する!
◆夕の部◆
『時の崖』
あるボクサーの人生最期の死闘。
戯曲風に一人語りが続く中、
怒涛のタップが、滑稽な男の夢を打ち砕く!
『バベルの塔の狸』
「喋る狸に、自分の影を喰われた詩人K・アンテン。
目の玉以外が全て透明になってしまい、
当の狸は、アンテン君の柩に乗って迎えにきた。
連れて行かれたバベルの塔では、アンテン君の空想とプランが現実化していて…」
副田氏の妖しく不敵なサックスが、
微笑を浮かべて咆哮する!
◆夜の部◆
『カンガルー・ノート』
安部公房最後の完成長編。
ある朝、脛から《かいわれ大根》が生えてきた男。
自走するベッドに括り付けられ放り込まれた地下世界。。。
魅惑の看護婦トンボ眼鏡。
追いつ追われつ烏賊爆弾。
地獄ツアーで唄う小鬼。
闘う三味線老女。
安楽死クラブを提唱する謎のミスター・ハンマーキラー…
最後に辿り着いた先は…
スガダイロー(piano)と村田正樹(tap)、
夢の「即興朗毒会」!!
【キャスト】 (以下敬称略)
河内大和(words)
村田正樹(tap)
《ゲスト》
昼の部 矢崎浩志(Guitar)
夕の部 副田整歩(sax、flute)
夜の部 スガダイロー(piano)
【感想】
河内大和さんの朗読会参加はこれで2回目でした
前回はあまり動きがなかったんですが
今日の夜の部はピアノの上で結構激しかったですね
一人芝居+朗読って感じでした
雰囲気はこんな感じ
ね
とても迫力のある朗読で圧倒されましたが
観に来れてホント良かったです
終演後、河内大和さんとお話し出来ました
まだまだ余裕がありそうです
次回の朗毒会は24時間という噂が・・・
とりあえずお疲れ様でした
写真ありがとうございました
この公演は本日のみ開催でした
終わり