Theater LOV 第2回公演
『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』を観てきました
場所はスタディオ・アマデウス
上演時間 : 約2時間10分 (途中休憩なし)
【アウトライン】
この世は光で満ち溢れている。
闇なくして光は輝かない。
闇がないとき、光の底から闇が噴き出してくる。
フェルメールの世界的名画『真珠の耳飾りの少女』のモデルとなったとも言われている、グイド・レーニ作『ベアトリーチェ・チェンチの肖像』。暴力的な父親殺しの罪で断頭台へ向かう直前のベアトリーチェは、斬首に際して髪の毛で斧の刃が滑るのを防ぐためにダーバンを巻いて、その時を待ったという。しかし、力なく振り返った彼女の眼には、これから死を迎えることへの絶望感ではなく、ある種の「希望=光」が輝いて見える。まるで、心の中でこう語りかけているかのように―――。
【キャスト】 (以下敬称略)
ドルニオク綾乃 : ベアトリーチェ(娘)
田中智也 : フランチェスコ(父)
白木原しのぶ : ルクレツィア(後妻)
長谷川慎也 : ベルナルド(弟)
小林裕 : オリンピオ(召使)
菊沢将憲 : レーニ(画家)
【感想】
16世紀のイタリア・ローマで実際にあった悲劇を基にした物語でした
冒頭はベアトリーチェと彼女の肖像画を描く画家のシーンから始まります
そして数年後、完成した絵を観た弟と画家の会話から物語が語られ再現していく感じですね
かなり重い内容ですがそれをも凌駕する演技に心揺さぶられました
終演後、長谷川慎也くんとお話しでした
ベアトリーチェの実弟・ベルナルド役でした
昔の貴族の衣装だったんですが、結構似合ってましたね
がっつり演技が観れて良かったです
写真ありがとうございました
この公演は明日(4/23)が千穐楽です
興味のある方は是非
会場近くの桜が綺麗でした
ソワレ観劇に続く・・・