舞台 『モリのアサガオ』 | Dolphin’s Holiday

Dolphin’s Holiday

どるふぃんの休日の出来事、スキューバダイビング・ドルフィンスイム・舞台観劇・イベント・ウォーキングなどなど

プロジェクト ドーン主催

 

『モリのアサガオ』を観にいきました目

 

場所は中目黒キンケロシアター

 


キンケロシアター_外観

モリのアサガオ_チラシ



劇場で購入したグッズ


モリのアサガオ_パンフレット
公演パンフレット ¥1,500


他にはキャストブロマイドなどが販売されてました




モリのアサガオ_上演時間

上演時間 : 約2時間 (途中休憩なし) 

 

 

 

【アウトライン】

 

新人刑務官と或る死刑囚の物語

 

死刑制度の今を描き切った衝撃の問題作

「モリのアサガオ」を初舞台化

 

刑務官や死刑囚、被害者家族などの心の交流や葛藤を描いた、魂をゆさぶるヒューマンドラマの名作。

2010年にテレビ東京にて主演伊藤淳史・ARATAでドラマ化され話題を呼びました。

 

感動の物語を、注目の若手俳優「前内孝文」「南羽翔平」のダブル主演。オリジナル脚本にて完全舞台化します!

 

 

【あらすじ】

 

南東京拘置所に配属された新人刑務官の及川直樹は、

死刑囚たちとの日常を通して死刑制度の在り方に悩み、葛藤する。

そんなある日、直樹の少年時代憧れの存在だった同じ年の死刑囚、

渡瀬満が入所してくる。

直樹は渡瀬が抱える深い闇にひかれ、

やがて二人は禁断の友情を育んでゆくのだが・・・。

 

 

【キャスト】 (以下敬称略)

 

前内孝文 : 及川直樹

大阪市根古田区なにわ拘置所の死刑囚舎房の処遇部に配属された新人刑務官。1981年8月10日生まれ。山本憲人元死刑囚の息子として生まれ、及川正道元刑務官の養子になった。人一倍優しい性格のため、養母・佐和子は刑務官として務まるか心配している。恋人の沢崎麻美が勤務先の新聞社にソウル転勤を勧められたため、下見に付き添うためにパスポート取得に必要な戸籍謄本を取得したところ、山本憲人元死刑囚の息子であることが判明した。復讐殺人については肯定はしていないが、同情的である。

 


南羽翔平 : 渡瀬満

死刑囚。1981年8月15日生まれ。及川と同い年で、少年時代に及川と同じチームで野球をしており、及川の憧れの人だった。将来はプロ野球選手になることが確実視されていたが、中学3年の時に強盗に入った田尻勝男に両親を殺され、自身も右肩を刺されて野球の出来ない身体となった。その後は9歳年下の妹・小春と共に施設に預けられた。田尻の死刑を待ち望んでいたが、村雨が心神喪失を訴えて有期懲役刑となり、その後は田尻に復讐を果たすため工場で働きながら腕を鍛え、10年後、田尻が元妻の実家にやってくる事を知った渡瀬は待ち伏せし、田尻を日本刀で斬殺し、この際有歌も巻き添えになった。1年逃亡の末に警察に出頭し、裁判では当初、田尻が娘を抱えていたことを認識していなかったと供述、世論の同情もあり情状酌量が認められる寸前まで裁判を進めるも、田尻達男から小春を守るために、娘が一緒にいることを分かっていて殺害したと証言を翻したため死刑判決が下り、村雨に説得されるも本人の希望で控訴をしなかったため死刑が確定した。妹を守るために死刑になったものの死の恐怖に怯え(後述のように田尻達夫が亡くなった際には再審請求をしようとした)、また、前園有歌を巻き添えにしたことは後悔する一方で田尻勝男を殺害したことについては「やって良かった」と考えていたが、及川と接するうちに罪を反省し死刑を受け入れ、刑務官のことを「先生」と呼ぶようになった(及川のことは親友のため心を開いた後は「直樹」と呼ぶようになった)。「もし生まれ変わったらまた直樹と野球がしたい」と言い残し、及川も携わって(死刑執行ボタンを押す)死刑が執行された。

 

今出舞/山田恵里伽(Wキャスト) : 望月加奈  

看守。東京拘置所処遇部の刑務官。及川に想いを寄せていたが、及川と渡瀬の固い友情を見て「付け入る隙が無い」と諦め、その後会社員と結婚した。

 

右近良之 : 若林勇三

看守長。東京拘置所処遇部刑務官。被害者やその遺族のためにも死刑は必要であると思っているが、同時に自分の罪を心から反省している加害者を死刑に処するのが本当に正しいかどうかは答えが出せないでいる。

 

裕樹 : 瀬古利一

死刑囚。一家4人を殺害した強盗殺人犯で、拘置所の中では最古参。舎房では弔いの気持ちから仏の貼り絵を作っているが、何度も貼り直し、4年経っても完成していないため深堀からは延命パフォーマンスだと言われている。赤石の冤罪判明による出所の時は「俺も実は冤罪なんだ」と言い、深堀から「やっぱり延命じゃねえか!」と突っ込まれた。「俺、まだ死ななくていいんだよな?」が口癖。「もし死刑が無ければ殺人鬼のまま地獄に堕ちていたと思います」と遺書に書いた。

 

古賀司照 : 里中和明

看守部長。東京拘置所処遇部刑務官。「復讐の連鎖を断ち切るためにも死刑は必要」と考える死刑肯定派で、死刑囚に対しては厳しく当たる。

 

兒玉宣勝 : 香西忠伸

死刑囚。元不良グループのリーダーで、通りがかりの高校生とグループから抜けようとしたメンバー2人の計3人をリンチして殺害した。死刑確定後も荒れていたが、やがて被害者遺族に謝罪の手紙を書き続けるようになり、7年経った後に返事が届いた。しかしそれを読んで、より一層自分の罪が償人の女性を強姦・殺害した。反省の様子は無く、死刑確定の順番から「あと最低5年は生きられる」と思っていたが、及川配属日の翌朝に処刑された。女性の乳房の形をしているという理由で大福餅が好物で、処刑直前に振る舞われた時、泣きながら美味そうに食べた。

 

杏さゆり : 寺島百合

深堀圭三の娘。孤児院で働いている。

 

望月瑠菜 : 吉岡小春

渡瀬満の妹。児童養護施設「竹の花園」職員。幼い頃に両親を目の前で殺害された。それ以来、事件の後遺症により失声症を患っている。

 

堀内英二 : 田尻勝男

11年前、強盗に押し入り渡瀬の両親を殺害、渡瀬にも重傷を追わせ、事件現場に居合わせた妹の吉岡小春も失声症に至らしめた。死刑が求刑されたが村雨弁護士が心身喪失を訴えたため刑は懲役12年に留まった。その出所後、元妻の実家にやってきて、前園徳子に金を無心するも出さなかったため娘の前園有歌を気絶させて拉致、コートに包んで歩いていたところを有歌とともに渡瀬に日本刀で殺害された。

 

三原有人 : 石嶺明役

7人の女性を強姦・殺害した。反省の様子は無く、死刑確定の順番から「あと最低5年は生きられる」と思っていたが、及川配属日の翌朝に処刑された。女性の乳房の形をしているという理由で大福餅が好物で、処刑直前に振る舞われた時、泣きながら美味そうに食べた。 

たむらがはく : 村雨久郎

弁護士。渡瀬と田尻の担当弁護人。「田尻を野放しにした自分のせいで平成の仇討ち殺人事件が起こってしまった」という自責の念から渡瀬の弁護人になるが、実際は渡瀬に貶められるために利用されていた。

 

高林昌信 : 後藤了

東京拘置所処遇部刑務官。星山の処刑の際に星山が絶叫しながら死んでいったことに対し、「国の命令とはいえ殺人の片棒をかついでしまった」と罪悪感に苛まれ退職した。

  

吉田龍河 : 渡瀬満の少年時代

少年時代は野球チームに所属していたが、小柄で体力が無く、周りに付いて行けずに辞めることを考えたが、チームメイトであった渡瀬満に励まされ、野球を続けた。

 

三田村賢二 : 深堀圭三

死刑囚。鶯谷事件の主犯。小学生時代に川で溺れかけた山本を助けたことをきっかけに、性格が正反対(ガキ大将の深堀と優等生の山本)である山本と親友になった。深堀は少年院への出入りを繰り返し、どこに勤めても長続きしなかったが、深堀に恩義を感じていた山本が上司に頼み込み、山本と同じ鶯谷運送の社員になった。しかしその後、社長は山本の恋人で同僚の美代子を自分のものにするために、合理化を口実に山本を解雇し、友人であった深堀も巻き添えになった。深堀は解雇されたことに腹を立てて山本の家でやけ酒していたところ、山本の家に掛かってきた電話から社長に虐げられて助けを求める美代子の声が耳に入ったため激昂し、社長を殺害することを決意し、山本の家から包丁を持ち出して山本と共に会社へ向かった。会社到着後、当初は社長を殴るに留まっていたが、止めに入った社員に投げ飛ばされ、更に激昂して社員3人を刺殺した。その後山本が社長を殺害し、現場にいた者で生きている者は深堀と山本になったため、山本は「お前のおかげで自身、妻、及川の命が救われた」と深堀の身代わりに死刑になると決意、山本と口裏を合わせ、山本が3人を殺害して自身は1人を殺害したことにし、山本は死刑、自身は懲役12年となった。しかし、仮出所後、娘に会うのを拒否され、立腹していたところ通行人と肩がぶつかり、激昂して3人を次々に殺害し、死刑判決が下った。及川に対し山本のことを「あんなお人好しは見たことが無い。世界一の大馬鹿野郎だ」と笑った。処刑前日には、娘と面会し涙を流した。処刑の際には及川に会わせろと暴れだしたが、及川に会ったときには暴れるのをやめて、及川に「長生きしろよ」と言い残して、処刑された。

 

 

【感想】

 

刑務官と死刑囚の物語でした

TVドラマもやってたんですが、観てなかったです

舞台の中心が死刑囚舎房でしたが、死刑囚には懲役がないとか囚人服がないとか知らないことだらけでしたね

新人刑務官が死刑囚舎房に配属され、しばらくすると自分が少年時代に憧れた青年が死刑囚として入所してくるんです

裁判では情状酌量に余地ありで有利に進んでいたのを証言を翻して死刑確定になるという不可解なものだったが引っかかりましたが、やはり陰で彼に死刑を選ばせる何かが潜んでました

いわゆる、恨みの連鎖です

それを自らの死で断ち切ろうとしたんです

家族を守るために・・・

内容としては死刑制度について考えさせられる重いテーマですが観て損はないと思います


終演後、『Happy Skip』に出演されてた望月瑠菜さんとお話しさせていただきましたビックリマーク

死刑囚・渡瀬満の妹役でした


感想などを直接聞いていただけて嬉しかったですニコニコ

ありがとうございましたビックリマーク




この公演は10/25(日)までやってます

興味のある方は是非ビックリマーク





終わりドキドキ