舞台 『合歓版 南太平洋(再々演)』 千穐楽 | Dolphin’s Holiday

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SPPTテエイパーズハウス 第40回記念公演

 

『合歓版 南太平洋(再々演)』を観にいきました目

 

場所はシアターグリーン BIG TREE THEATER

 

本日、千穐楽でしたニコニコ

 


シアターグリーン BIG TREE THEATER_外観

合歓版・南太平洋_チラシ
 


劇場ではSPPTテエイパーズハウスの過去公演DVDが販売されてました




上演時間 : 約2時間15分 (途中休憩なし)

 

 

 

【アウトライン】

 

南太平洋に浮かぶ孤島に住む一人の老人を、新婚旅行のついでに訪ねるカップル。二人は自分たちの戦争に向かった父親の遺言を守りにやってきた。

そこは太平洋戦争末期、日米が死闘を繰り返していた南太平洋に浮かぶ孤島の、日本軍捕虜収容所であった。

当時そこでは、日本兵、島民、そして米軍捕虜が平和に暮らしていた。

其処に日本敗戦濃厚の戦況を報せ、捕虜収容所を閉鎖、爆破、そして捕虜の処分を使命として一人の日本兵がやってくる。

着陸に失敗し、不時着した男は、捕虜たちの介抱を受ける。其処には所長(ショチョ)さんと呼ばれる日本兵がたった一人で管理していたからである。その、戦時中としては異常な状況には、島民、アメリカ兵、そして日本兵を含めた秘密が隠されていた。其処では極秘裏に、日本軍が捕虜と島民を実験台とした人体実験を行っていた。その行為に納得いかなかった当時副所長だった青年将校は、島民や捕虜を守るため上官を殺害していた。戦時中に起こしてしまったたった一つの殺人に、彼は思い悩み、終戦後も日本への帰還を果たそうとせず、一人島に残る。彼こそ老人その人であった。

 

 

【キャスト】 (以下敬称略)

 

宮内利士郎 : 平岡一等兵曹、谷中に指令を知らせにきた日本兵

四宮勘一 : 谷中少尉、日本軍の軍医

倉地彩乃 : 純子、平岡の娘で力の妻

平木勇輔 : 力、相田の息子

雨川景子 : エリザベス(リズ)

中原康雄 : 上官/ボス/サム

関森絵美 : ヘレン、米軍の軍医

谷口洋行 : ドーン、米兵

クシダ杏沙 : ベス、米兵

熊代悠喜 : ピーター、米兵

栗原寛 : アル、料理人

黒須みらい : タハキ、島民

吉留明日香 : ニワレカ、島民

長井柚 : ミラ、島民

鶴田マミ : 谷中静枝、谷中少尉の妻

ZiZi : モノイ/木村

萩野麻衣 : ヒナ、谷中の娘

Ruka : ダンサー/シルダ、島民

塚越莉奈 : 純子幼少期/エドナ、島民

山下裕士 : ガードナー中佐、米兵のリーダー

 

山口勝久 : 老人、現代の谷中

帆之亟 : 相田中尉、谷中の上官

 

 

【感想】

 

この時期に多い太平洋戦争中のお話でした

舞台は南太平洋に浮かぶ孤島にある日本軍捕虜収容所

現代と戦時中が同時進行していく形です

現代で元日本軍捕虜収容所に住む老人のもとに来たカップル

二人は老人に関係のある人物の子供でした

二人は戦時中の話を聞きたくて、島に来たのです

老人は二人に戦時中のことを話すのです

そこでは戦時中なのに敵も味方もなく、平和な時間が流れる場所でした

最初からそうだったわけではなく、熱病の流行など、いろんな出来事を乗り越えた上でのことでした

そこへ現れた日本兵によって事態は急変します

日本の敗戦が濃厚になったので証拠隠滅を図るために来たのでした

しかし捕虜の米兵や島民たちと触れ合ううちに考えが変わっていくんですね

まともな人間ならそうなると思いますよ

互いを思いやるようになり、信頼関係が出来るんですよね

そして責任を果たす為に自らの命を犠牲にする者

日本に帰るのをやめる者

それが正しい判断だったのかは分かりませんが

僕はこういうのも良いなって思いました

「戦争じゃないときに会いたかった」

これが印象に残ったセリフでした

めっちゃ泣けましたねしょぼん


終演後、関森絵美さんとお話し出来ましたビックリマーク


関森絵美さんとどるふぃん

米軍の軍医・ヘレン役でした

こういうしっかりとしたお話での演技を初めて観ましたが

めっちゃ好演してましたね


写真ありがとうございましたビックリマーク





この公演は今日が千穐楽でしたビックリマーク






終わりじゃないけど、今日は終わりドキドキ