劇団K助Presents公演
劇団P助第2回公演
『LIFE・OFF』を観にいきました![]()
場所はウッディーシアター中目黒
上演時間 : 1時間40分
以下ネタバレ有り![]()
これから観に行かれる方は
注意願います
【ストーリー】
屋上でこの世を去ろうとする女・希美。
そこに、ひとりの男・石川が近寄り、ある話をもちかけられる。
それは・・・・・
「あなたの寿命を買い取らせてください」
これは寿命を引き換えに現金を手にする男女の物語。
命を売った時、彼らの人生はどう変わっていくのか?
場所は28年前の「LIFE・OFF」に移る。
ここは寿命を買取る会社だ。
寿命は1年単位で売ることが出来る。
買取価格は1年で200万円。
まずは、審査がある。
指名手配犯だったり、犯罪歴があったり、家族に利用者がいると買取ってもらえない。
そして、審査がパスした場合、利用するにあたり約束事がある。
この会社のことを他人に話すことはタブー。
それは家族であっても、恋人であっても。
また、買い取りを拒否したり審査にパスしないと自殺しようとした現場に戻され死ななくてはならない。
客は事業に失敗し借金を苦に自殺しようとした牛島。
整形手術をして顔を包帯でグルグル巻きにした、銀座でホステスをしているしほ。
ギャンブルがしたくて寿命を売り続ける北野。
常盤は会社のノルマを達成するために自社の製品を自分で買うために借金を作ってしまい、自殺しようとしたところを「LIFE・OFF」の店員に寿命の買い取りの話を持ちかけられてやってきた。
とりあえず、今ある借金800万円を返済するため4年分を売ることにした。
現在の「LIFE・OFF」
希美は石川から会社の説明を受けて、やってきた。
希美の両親は他界していた。
父は希美が幼い頃に亡くなったので覚えていない。
母は希美を女手ひとつで育てるために昼夜掛け持ちで働き、それがたたって亡くなった。
希美は親戚の家に預けられたが居場所がなく高校卒業とともに家を出た。
それからは苦労をしたが、母が勤めていたスナックで働くようになる。
そこのママさんがとても面倒見が良い方でいろいろ世話になったと話した。
そして、審査を受けることになったのだが・・・。
28年前の「LIFE・OFF」
再び常盤が寿命を売りにやってきた。
そこへ包帯を取ったしほが現れる。
ソファーにいた牛島にお店に遊びにくるようしつこく迫る。
そこで牛島は常盤も巻き込みお店に行くことにして帰っていった。
それと入れ替えにやってきた女・麻宮。
麻宮は牛島のことを聞きにきた。
彼女は生活環境課の刑事。
店員の相川がここは会員制の心療内科クリニックだと嘘をついて患者の秘密は話せないと麻宮を追い返すのだった。
現在の「LIFE・OFF」
希美は生まつき心臓が弱く子供を生むことが出来ない。
それでも言いといってくれた彼と結婚するはずだったが彼が浮気をし、相手の女が妊娠すると子供を生めない女とは結婚できないと言って婚約破棄されてしまう。
こんな弱い身体でなければ・・・。
両親が揃っている普通の家庭に生まれていれば、今頃は幸せな家庭を築いていたのではないか。
そんなことで母を残し死んだ父のことを希美は恨んでいた。
そして審査の結果が出た。
希美の寿命を買い取ることは出来ないと・・・。
28年前の「LIFE・OFF」
北野が寿命を売りに来たがもう買い取れる寿命がないと言われる。
ということは、1年以内に死ぬということを意味した。
北野は寿命を買い戻すことにするがその額は1年で2000万円。
「BOOK・OFF」が10円で買い取った本を100円で売っているのと同じだと言う。
そしてお店を追い出される北野だった。
常盤は最近、銀座に通うようになっていた。
しほが勤めるお店の女の子にお気に入りが出来たようだった。
牛島は最近やっているペットショップでワシントン条約に引っかかる動物の取引をしたということで警察にマークされていたが解決したと喜んでいた。
そこへ刑事の麻宮がお店に現れた。
だが麻宮は牛島のことではなく、この「LIFE・OFF」のことについて聞きにきたのだ。
ここは会員制のクリニックではなく、寿命を買い取っているお店ではないかと尋ねてきた。
だが証拠がない。
引き取るように促すが、そこへ北野が目出し帽をかぶり、銃を持ってやって来た。
寿命を返せと要求した。
ついに警察にばれてしまった。
買い取った寿命は社長が管理していると説明すると社長を呼ぶよう要求した。
社長が来るが寿命は戻せないと拒否をする。
北野は銃を撃つがモデルガンだったので弾はでない。
仕方なく、北野は警察に通報してこのお店を摘発してもらおうとするが麻宮に止められてしまう。
摘発されては困るという麻宮。
麻宮は父親の会社の借金を連帯保証人となり背負っていた。
それを寿命を売ることで解決しようと考えていた。
現在の「LIFE・OFF」
どうして買い取ってもらえないのか説明を求める希美。
希美の家族に利用履歴が残っていた。
それは希美の父・常盤だった。
父には自殺しようとした過去があったのだ。
何があったのか教えて欲しいと社長に頼む希美。
ある日、常盤がお店を訪ねてきた。
すぐに金が必要になったので自分の寿命を全て金に換えたいとやって来た。
娘が拡張型心筋症で移植手術を受けるために海外に行く費用が必要なのだ。
常盤は娘の命と引き換えに自分がどうなってもいい。
どんな形であれ生きていて欲しい。
そう考えていた。
父の本当の姿を知った希美。
父は自分のために命を擲ったと知りショックを受ける。
父も母も自分のために死んでいったのに自分は何も出来ない。
ありがとうの一言も言えない。
そして、希美が世話になったスナックのママ・しほが、この「LIFE・OFF」を利用していたことも知った。
しほは希美のために常盤が寿命を全部売ったことを知っていたのだ。
今も元気にスナックをやっていると知り、会ってみたいという店員たち。
新人のあかねの親睦会をそこでやろうということになる。
そして、希美にお店の決まりで審査にパスしなかった場合、自殺しようとした現場に戻され死ななくてはならない。
すべては「LIFE・OFF」の秘密を守るためだった・・・。
28年前の「LIFE・OFF」
しほは銀座のホステスを辞めスナックを始めようとしていた。
牛島はペットショップをたたんでいた。
常盤は結婚しようと考えていた。
相手は、しほの働く銀座のホステス仲間。
もう妊娠6ヶ月で出来ちゃった婚である。
子供の性別を聞かれ女の子だと照れ笑いする常盤。
そして名前は希望を忘れない人には美しい未来が訪れるというメッセージをこめて「希美」にしようと思っていた。
現在の希美が自殺しようとしていた屋上。
希美は自殺する必要がなくなった。
秘密を守るならと「LIFE・OFF」の社員になったのだった。
石川に自殺を止めてくれてありがとうと言う希美。
今度デートしてくださいと告白する石川に、希美はOKする。
そして、振り向き飛び降りようとした場所を見て笑顔になる希美だった。
終わり
【キャスト】 (以下敬称略)
新妻さと子 : 希美
婚約者に裏切られ屋上で自殺をしようとした、両親はいない、
生まれつき心臓が弱く、子供を生むことが出来ない。
横塚真之介 : 常盤
28年前の「LIFE・OFF」の客、会社のノルマを達成するために借金をし自殺しようとした、
心臓疾患を持つ娘がいる。
古賀忍 : 牛島
28年前の「LIFE・OFF」の客、事業に失敗し借金を苦に自殺しようとした。
祖父江桂子 : しほ
28年前の「LIFE・OFF」の客、銀座でホステスをしている、
希美の母とはホステス仲間。
谷川功 : 北野
「LIFE・OFF」の客、賭け事が好き。
牛山裕樹 : 社長
「LIFE・OFF」の社長、65歳だが容姿は30代に見える、自らが寿命を延ばす実験台になった。
相原美奈子 : 店員 相川
28年前の「LIFE・OFF」の店員。
右田亮介 : 店員 平山
28年前の「LIFE・OFF」の店員。
佐藤貴也 : 店員 石川
現在の「LIFE・OFF」の店員、ノルマが厳しくて悲鳴をあげている。
伊藤みちる : 店員 あかね
現在の「LIFE・OFF」の新人店員、両親は健在。
三森淳子 : 麻宮
生活環境課の刑事、牛島を調べていたが「LIFE・OFF」を知り摘発しようと考えている?
【感想】
心がほっこりする舞台でした
親の愛は何よりも勝るんですよね
なんか泣けてきました~![]()
自分も親孝行しなくちゃなって思いました![]()
舞台が始まる前に劇団SETの鎌田麻里名さんを発見![]()
そして客席では、K助公演に出演するKいちさん、斉藤誠人さん、福地一芳さん、堀内英二さん、藤原珠恵さんを発見しました![]()
終演後は、まず牛島役の古賀忍さんとお話しさせていただきました
前回の「MILLION DOLLAR ED」とまったく違った感じのキャラですごいなって思いました
そして、しほ役の祖父江桂子さんともお話しさせていただきました![]()
「もっとその時はロマンティック」と「パパ、アイラブユー」を観ましたっていったら
私が今年出た舞台全部観てますねって誉められました~![]()
それから、K助の堀内英二さんとお話しさせていただきました~
堀内さんはネプチューンのホリケンさんのいとこです![]()
そして最後に麻里名さんともお話しさせていただきました
熱海五郎一座のことや今後のライブの話を聞かせていただきました![]()
みなさん、ありがとうございました![]()
この公演は明日(8日)が千穐楽です
興味のある方は当日券があると思うのでお問い合わせの上、是非![]()
終わり![]()

