いろいろな本番、衣装と顔。 | DIVAKIへの日々〜ドイツ在住劇場専属オペラ歌手 辻井亜季穂の日記

DIVAKIへの日々〜ドイツ在住劇場専属オペラ歌手 辻井亜季穂の日記

DIVAを夢見て大修行!!ソプラノ辻井亜季穂の、ときどき日記!
ドイツ在住オペラ歌手の日常生活のあれこれを綴っています。
最近は、 去年の夏に経験した病気についてまとめ中。
多くの方の、ご自身の健康を考え直す機会になりますように。

"ピンクの羊"と母に名付けられた、こちら。
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ヘンゼルとグレーテルの"眠りの精"です。
ドイツ語ではSandmannという役で、砂男。
目に砂をかけて、眠らせる、、、らしい、、、めっちゃ力づくなやり方。笑。
これに、身長よりも長い、赤色に白い斑点の帽子をかぶります。
遠目に見ると、キノコですね。

同じく、ヘンゼルとグレーテルの"露の精"。
こちらは、緑の全身タイツに
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このお花をかぶります。
お茄子ではありません。
ちなみに露の精はドイツ語でTaumann。露男。
朝、冷たい朝露をかけて目覚めさせるそうな。

そして、恥ずかしいことにおととい知ったのですが
120年前の12月23日に、このワイマール歌劇場で
ヘンゼルとグレーテルが初演されたそうです。
その日も、私はワイマールでヘンゼルとグレーテルに出演します。
ヨーロッパならではのことですね。
伝統的な、文化的な町や劇場で、経験をさせていただき
生活してるんだということを、びしばし感じます。



こちらはお馴染み、クナーベ。ライプツィヒ歌劇場です。
メイク後に、食堂でお茶を飲むクナーベたち。
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この姿でお茶している様子が相当おもしろかったようで、友達は喜んでいました。


昨日12月14日は、私のバッハデビューでした。
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ドイツの教会でバッハを歌わせていただける日が来るなんて。
日本でバッハのコンサートにちょこっとソロとして出たときに
恩師、大下先生からプレゼントとして頂いたネックレスを付け、
現在師事している、ファヴァロ先生のお下がりのベルベットのドレスを着、
先生方の力をたくさん借りてのデビューでした。
また他の作品を演奏する日も来ますように。。。

Bad Berkaという、ワイマールの南の田舎の方にある教会のコンサートでした。
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無事に終演しました。
バッハが始まる前にテノールソロがお腹いたいいたいでトイレへいっちゃって
お客さんと演奏者とみんなで彼の戻りを待つというハプニング以外。笑。



そして、次に来る大きな出番は、こちら。
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ゲラ歌劇場の、La Boheme、ムゼッタ役。
私のムゼッタデビューは12月21日です。(写真はリハーサルのときのもの。)
その他、2014年2月22日、3月9日、30日にも出演します。
ヨーロッパにいらっしゃる皆様、是非観に来てやってください。
素晴らしい演出家とのお仕事で、とても幸せです。
衣装もこれだけではなく、全部で4つ。
本番が楽しみです♥

他の作品やコンサート、日本でのコンサート等に関しては
出演情報をご覧くださいね。

Akiho