愛するプッチーニの生地。ルッカ。 | DIVAKIへの日々〜ドイツ在住劇場専属オペラ歌手 辻井亜季穂の日記

DIVAKIへの日々〜ドイツ在住劇場専属オペラ歌手 辻井亜季穂の日記

DIVAを夢見て大修行!!ソプラノ辻井亜季穂の、ときどき日記!
ドイツ在住オペラ歌手の日常生活のあれこれを綴っています。
最近は、 去年の夏に経験した病気についてまとめ中。
多くの方の、ご自身の健康を考え直す機会になりますように。

今朝、ピサから電車に20分ほど揺られてルッカへ。
プッチーニ、ボッケリーニ、カタラーニといった作曲家を生み出した街。

ルッカへ到着して、宿に荷物を置いて、昼食もとらず一目散に向かったのはここ。
photo:01


プッチーニ像の後ろに見える、煉瓦の家。(ちょっと補修工事してる。笑。)
プッチーニの生家。

館内は博物館になっていますが、もちろん撮影禁止。
1時間以上かけて、しっかり目に焼き付けてきました。
彼の生まれた部屋に立ち入った途端、鳥肌がたちました。
この部屋で、あの人が産声を上げたんだと思うだけで
ゾクゾク、そして、ドキドキ。

手書きの楽譜から、初版の楽譜の訂正の書き込み。
彼の生きた空間、証がそこにありました。

来シーズンに歌う予定の"ボエーム"の一幕の書き出しがありました。
今とは全然違う音形で書かれていました。
ジャコモさん、今の方がずっといいよ!
良く考え直したね!!笑。

どんな人だったんだろう。
会いたかった。

そのあと、もう目的を果たしたのでプラプラとお散歩。

この塔に登りました。
photo:02


見えます?
ほら、建物と建物の間に見える、上に木が生えてる塔!!!

登りきった景色はこんなのでした。
photo:03


一面、赤い煉瓦屋根。
同じヨーロッパなのに、色が、雰囲気が全然違う!
切れる息と、溢れ出る汗をここで調えて、再び街へ。

お昼ご飯を食べなきゃなー、と、思いながら歩いていると
吸い寄せられるように立ち寄り、買ってしまった。
photo:04


ジェラート。
ストラッチャテッラが一番おいしい。
ここのは昨日のよりも美味しかった。

そのあと、何気なくぷらっと入ったピッツェリアでピザを食べて、またブラリ。

この聖マルティーノ大聖堂で少し休憩。
photo:05


中はとっても静かで、綺麗だったのですが、これまた撮影禁止。
イタリア人やドイツ人はそれでも写真を撮っていましたが、私は我慢の子。笑。

道を聞いたり、ジェラートを注文したり
それくらいは、イタリア語でやり取りしています。
真剣に勉強したの結局直前の2週間くらいだけど、通じると楽しい♡
これを機に、ドイツ語と同じレベルまで持って行けるようにがんばろう。
ドイツ語は、もっと良くならないといけないので、もっとやろう。。。

明日はヴィアレッジョに行ってきます。
ここも、プッチーニが生活した街。
楽しみ。

Akiho