“カステッロ・ディ・ブローリオ”
キアンティ・クラッシコ・グラン・セレツィオーネ 2016
バローネ・リカーゾリのご案内です。
品種 サンジョヴェーゼ97%、アブルスコ3%。
(※アブルスコ種の歴史は古く、トスカーナ原産の黒ブドウで主にブレンド用として栽培されてきました。同地区のコロリーノや、エミリア・ロマーニャ州のランブルスコに近いと言われてきました)
(法規的にはサンジョヴェーゼ80%以上。その他黒ブドウ20%まで)
イタリア、トスカーナ州、シエナ県、ガイオーレ・イン・キアンティ。
「イタリアと言えばキアンティ」と言う程数多く造られ有名なワインですが、これほど造り手さんによって千差万別なキャラクターを持つワインはないと思われる、そういった意味でもイタリアを代表する地域です。
2014年から新たにキアンティ・クラシッコ・リゼルバの上のカテゴリーてして誕生したGS。自社畑のブドウを使用し、最低熟成期間30ヶ月(内、瓶内熟成3ヶ月)などの規定があり、認定ワインは現在キアンティ・クラシッコ全体の約5%。
こちらのリカーゾリ男爵はキアンティの品種配合率を定め「キアンティ・ワインの父」と称され、現在のキアンティの基礎を築きました。
イタリア共和国の第二代首相も務めた正統派であり、革新的。
その伝統は今日まで受け継がれています。
伝統的なフランス産トノー樽(500L)新樽率30%にて18ヶ月間熟成。
輝くルビー色に、タバコやバニラのトーステｨーなスパイス感と、熟した赤系果実はミネラル感と相まって実に複雑。
上品でエレガントながら力強さも兼ね備えた芳醇な口当たり。
まだまだフレッシュな印象もあり、とても素敵なワインです。
WA94P、JS97P、デカンター誌91P。
