バルバレスコ “パヨレ” 2010 DOCG
ソッティマーノ のご案内です。
イタリア,ピエモンテ州,クーネオ県,バルバレスコ,トレヴィーゾ村,パヨレ単一畑。
品種ネッビオーロ。
2002年にカンティーナに訪れる機会があり、それ以来大ファンになった造り手さんです。
1975年創業の比較的若手の造り手さんですが、2007年からクリュ(単一畑)がバローロより先に法制化され、プロモーションを行う公的機関エノテカ・レジョナーレ・バルバレスコの副会長のリーノ・ソッティマーノ氏と息子のアンドレアがワインを造っています。
アンドレアはブルゴーニュでのワイン造りの経験を活かし、まだ当時では珍しかったバリック(小樽)熟成を1990年から導入。
樽はブルゴーニュ修行時代に知り合ったDRCをはじめ一流ドメーヌに小樽を納入するトネリエ(樽職人)、フランソワ・フレール。
今までフレール氏が収穫後イタリアを訪れるのはサン・グイード(サッシカイア)、オルネライア、ガイヤ、そしてソッティマーノの4件だけ。
毎年ソッティマーノのワインだけの為に、様々な産地のオーク樽を組み合わせてバリックを造る、「オートクチュールのバリック」。
“パヨレ”は現在所有4つのクリュな中の一つでトレヴィーゾ村に位置する、スパイスのアロマとミネラルが特徴の単一畑。
樹齢50~70年の古樹より、発酵後フレンチ・バリックでMLF(乳酸発酵)後、新樽率25%のバリックにて18~20ヶ月熟成。
柔らかく赤系果実の香りがふくらみ、フルーティーさとミネラル、スパイシーな酸がよくバランスされています。
熟成を経て余韻も十分楽しめる、まさに「女王様」と呼ぶのにふさわしい逸品です。
年間5000本。
ガンベロ・ロッソ 3ビッキエーリ。
ビベンダ2014 4グラッポーリ。
WA 93~95点。
ヴィノス 94点。
WS 91点。