「見守る」って、簡単そうで難しい
なので、今までにも お子さんを見守るママたちの姿をブログでもご紹介してきました。
今日も、昨日 仲町台会場で、お子さんの行動をじっと見守っていたママさんがいらしたので、ご紹介します。
ドレミカードを毎回のレッスンで使うため、リトミックバックに入れて持ってきてもらい、それを自分1人でバックから出し入れしてもらっています。
ドレミカードは5枚、他にもリズムカードが3枚あるため、バックの中でバラバラにならないよう カードをゴムバンドで留めてもらうのをオススメしています。
ドレミカードを並べるには、ゴムバンドからカードを外して並べる。
お片づけの時は、ゴムバンドにカードを留めてからバックにしまうのですが、お片づけのゴムバンドを留める作業が、お子さんには少し難しいです。
ゴムバンドを引っ張りつつ、カードを中に入れていくからです。
先生の「お片づけしてください!」の合図で、一斉にお片づけし始めましたが、Mちゃんは すぐにはうまく留まらなかったようで少し時間がかかりました。
でも一生懸命 自分でゴムバンドを広げていました。
ママは後ろから 気になる様子で見ていましたが、Mちゃんが集中しているのを察してか、声はかけずにじっと見守っていました。
するとMちゃん、自分の力で 無事にバンドを留められました。
それがその時の写真です。



Mちゃんは ものすごく嬉しそうな顔をして この後バックの元へ行き カードをしまっていました。
ママさんの対応も素晴らしいですね





これでMちゃんは、自分に また一つ自信がついたことでしょう





この時、10年前の長男 子育て中の私だったら見守っていられたかな?と考えました。
「大丈夫?」と声をかけていたかしら?
「ママがやろうか?」と 助け舟を出していたかしら?
「貸して!ママがやるから!」と、せっかちに 息子からカードを奪って 代わりにやってしまってなかったかな?
と。
10年前 「見守る」ことの重要さが分かっていなかった新米ママだった私。
今 2人目 娘を子育て中、そしてたくさんのお子さんを見てきて思うのは、親がすぐになんでも代わりにやってあげることが愛情ではなくて、子供が一生懸命何かに取り組んでいるのを見守ることが大切だと 感じます。
10年前の新米ママだった私に教えてあげたいです



代わりにやってあげようとして、子供に叱られるママさんもレッスン中に見かけることがあります。
「私が余計なことをしたので、怒っちゃって。。。」とママさんは言います。
そうやって 叱ってくれる?!お子さんは まだいいです。
要注意なのは、何も言わず、ママにやってもらってしまうことに慣れてしまっているお子さんです。
そうすると指示待ちの受け身の子供になってしまいます。
ピアノ教室のレッスンでも、 私が何か質問すると 答えずに ママの方をすぐに見るお子さんがいます。(第1子に多いです)
ママが答えてくれるのを待っているんです。
そういうお子さんには、ピアノのレッスンしながらも、自分で答えられる、自分で決められるように 会話をして 導いていきます!
「見守る」って 簡単なようで、難しいことだと思います。
私だって、つい娘に口や手を出してしまうことがあります。
でも ママが 日頃 気をつけているかいないかで、お子さんへの接し方は全く変わると思います。
あとは、子供に急がせないように、また大人も時間がないとイライラしてしまうので、時間に余裕をもって行動していきたいと、このブログを書きながら 自分に言い聞かせる今日この頃です
