主人公
正義と平和を願う少年達
物語は悲哀と復讐の裁きから始まった。
そして今作第六話
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長すぎたので前編と後編で分けます。
崩された正義
GALMA vs MGR-T
(00:00)
僕達は何度も何度も大切なものを失っては悲しんだ。苦しんだ。嘆いた。
でももうそんな必要なんてない。
今ここで、全てを終わらせる。
戦うんだ。僕達が力を合わせれば必ず倒すことが出来る。
そう信じている。
(00:41)
かつてない憎しみや悲しみに包まれ
泣くしかない時もある
しかし僅かな絆と希望が見えたからこそ
泣いてはいられない時もある。
そして今。
最後の戦いが始まる
(01:20)
「行くぞ!みんな!」
「おう!」
「……!!」
僕達はラナの捉えた信号を元にその地へ向かった。これは紛れもない、グレンガー及び、その部隊の信号である。
グレンガー自身もこれが大きな戦いになると考えたようでこの戦いに勝利し全世界に報道し自分の偉業を見せつけようと考えた。
近付くにつれ雲行きが怪しくなる。
核開発が頻繁に行われていたこの地は
黒く厚い雲に覆われお世辞にも良い環境とは呼べなかった。
僕達はたった三人。相手は数十万はいるだろう。それに様々な兵器が展開しているに違いない。
普通に考えれば勝率は0%に近い。
だけど、僕達は数えきれないほど沢山の、背負い切れないほど大きな想いを背負っている。負ける訳には行かない。そう。勝たなければならないんだ。
(01:59)
「戦闘機部隊を見つけた!もうここからは敵の陣地だ!」
そして、この戦いには僕達で決めたもう一つ大きな課題があった。
それは僕達の攻撃でグレンガー以外の犠牲者を出さない事である。
勿論こんな事、馬鹿げている。物理的に無理かも知れない。
でもラナによれば兵士の大半は人強制的に徴兵された人々で、もし叛いたら悪人と見なされると言う。つまり兵士達もグレンガーの犠牲者。きっとどこかで救いを求めているに違いない。
(02:19)
「弾道ミサイルだ!みんな避けろ!」
アーザ
気弱な少年だが、ある時故郷で人体改造を施された。彼の身体にある機械。それは故郷の人間がゴルボルーニュから密かに盗んだ物である。グレンガーに立ち向かう為の未来への希望として強制的にアーザは人体改造を受ける事となる。しかし臆病な性格上、体内の兵器を起動させる事なく時を過ごしていた。
そんな時に故郷がグレンガーの餌食となり一瞬にして灰となった。アーザだけは幸いにもゴルボルーニュ製の人体改造のお陰で生きる事が出来たがそれが全てを失われた現実を突き付けられる。
悲哀と復讐を胸に秘め遂にアーザは体内の兵器を起動させゴルボルーニュに世界で初めて大打撃を与えた。
(02:38)
「俺が前に出て敵を撒く!その隙に行け!」
ノトス
アーザとは別の国の出身でグレンガーの核兵器によりアーザ同様故郷を失った少年。だが彼はその時故郷から離れていた為に生きる事が出来た。しかし爆風に巻き込まれ全身火傷を負う。難民施設で保護されたていたが、テレビ放送によりグレンガー自論の正義に対する発言を聞く事となる。
彼は伝説とも言われ存在自体しないと言われた神の血統を引く者の生き残りで
この上無い怒りにより覚醒した。天使の様な翼を使い、神の力でグレンガーに攻撃を仕掛けた。しかし何度も攻撃しようにもグレンガーを見つける事は出来ず、いつしか度重なる破壊により天使の翼は抜け落ち悪魔の様な翼へと変わった。
(02:57)
「進ム…!!」
ラナ
元はゴルボルーニュ出身の人民だったがグレンガーの独裁を嫌い彼女とその家族は反対する様になった。やがて反対する人は瞬く間に広まり、町や他の町にまでその話が広まり協力する人が増えていった。いつしか彼らはレジスタンスと呼ばれた。
しかしこのレジスタンスにグレンガーは黙っている訳もなく、彼女の住む町を武装した兵士を送り武力で鎮圧した。
これを機にレジスタンスは消滅し沈黙を遂げる。
その後町を訪れたグレンガーは死体となったラナに目が止まった。
そしてラナの死体を持ち帰り、人体改造を施した。グレンガーの正義の為の強力な兵器へと生まれ変わったラナはマリアと名付けられる。マリアは起動した際、施設破壊命令で強力な力を発揮した。その後、非道な命令を受けたが突然作動しなくなり、暴走を始めた。これはマリアではなく生前のラナの想いが命令を否定したのである。暴走し全て破壊した後、ラナは故郷を訪れ、静かに反撃の時を待った。
たった三人であるが一人一人にこれだけの壮大な物語があり想いがある。
戦況は優勢、様々な兵器の包囲網を突破していき攻撃も行っていないので犠牲者もいない。倒すのはグレンガーただ一人。
あとはこのまま突っ切るだけだ。
三人はそう思っていた。
(03:17)
だが・・
━━━━今までよくも好き勝手に基地を破壊してくれたな!!その体が破壊していることも知らずにな!━━━━━
「ぐはっ…!!」
「ノトス!!大丈夫か!?」
実はノトスは当時の核兵器の爆風から人工ウイルスを浴びており、それが身体を蝕んでいた。
それが今遂に症状となって現れる。
結んだ絆は
ノトスはそのまま地上へと落下していく…。
無慈悲にも
━━━━まさか正義から生まれた兵器が悪に染まるとはな。もういい。マリア、お前は用済みだ。潰れろ。━━━━━
「アアアerror!!アアアアerror!!ア2465719アアア2083194557ア!!!error!!294537256891246054264318──────
「ラナ!どうした!?」
ラナは突然フリーズしてしまう。実は兵器マリア側が突然通信でサイバー攻撃を受けてしまったのだ。
離反してもラナはいつでもグレンガーの手中にあったのだ。つまりはいつでもシステムダウンさせる事が可能だった。
断ち切られた・・
ラナはそのまま地上へと落下していく…。
これが
正義の制裁だ!
アーザが落下する二人を助け出そうとする中、地上の兵士達は混乱していた。
「メーデー!メーデー!核爆弾投下が開始された!」
「何!?我々が退避してからではないのか!?」
「大統領独断で投下命令が出された模様!」
「何だと!?俺達を見殺しにする気か!?急ぎ退避せよ!」「核爆弾目視確認!駄目だ!もう間に合わない!!」
二人が行動不能となった時、それにとどめを刺すかのように空から核爆弾が降ってきたのである。
核爆弾は地面に着弾とともに巨大な爆発を起こした。
破壊と殺戮を繰り返し
無慈悲な国の長は
何度も主張を続けた
周囲は激しい轟音とともに眩しい光に包まれた。
(04:03)




