「Helios」ハンドルバーが自転車の可能性を広げる | 自転車組立の備忘録 自転車とガジェットがあゆむ道

自転車組立の備忘録 自転車とガジェットがあゆむ道

友人から自転車のフレームをもらったので、今後部品集めをして組み上げていきます。

自分向けの情報なので、あまり有益なブログでにはならないだろうなあと思っているのですが、もし同じことをしようとする人がいれば役立つかも。

最初この製品の写真を見た時、「あー、ライトをハンドルバーに組み込んだのね。すごいすごい」と思っただけだったのですが、調べていくとすごいものだとわかってました。

最初に書いておくと、送料を合わせて334ドル(3月31日現在のドロップハンドルの価格)と、全く安くないです。ただしいろいろな機能を詰め込んでいるので、高くないと感じる人もいるのではないでしょうか。長くなるとは思うのですが詳しく紹介します。

***********

Heliosは基本的にはライト機能をGPS機能・スマホ接続の2つと合わせて、スマートフォンでコントロールしようと試みているもので、昨年6月にKickstarterで資金集めをして無事成功したものです。Kickstarterのページはこちらになります。

まずは見た目から。前方ライト


後方ライト


ドロップもブルホーンも、前方後方のライト3つが埋め込まれているようです。通常のライトとして機能するだけでなく、ボタンをおすことによって後方を走る車に右折左折を伝えることができます。車の方向指示器のようなものでしょう。でも、後ろの車はそこまで気を払って走ってくれるのかな?

多少スタイリッシュではあるのですが、見た目自体は驚くものは無いと思います。これがGPS機能とどうなるのか。
1.GPS機能で道がわかる
Googleの地図で事前に目的地を設定しておくことにより、曲がるべき方向を後方ライトが指示してくれます。映像を見ると点灯しているライトが、右折箇所に近づくと点滅に変わっているのがわかります。


2.GPS機能で時速がわかる
低速時は赤、高速になると青に近づいていきます。サイコンほどの正確性は期待できないでしょうが、スピードをコントロールする目安に使えそうです。

3.場所を通知してくれる
スマホとの距離により、近づくと電気が点灯するようになっているというのが一つ。もう一つは自転車にメールを送ると、GPSに照らしあわせた現在地をGoogle Mapのリンクで返してくれると言う機能です。GPS機能だけだと15日ほど持つそうなので、盗難された場合にも役立ちそうですね。

これらのGPS機能を利用するためにはプリペイドのSIMカードを差し込んでおくことが必要だとかいてありますが、日本だと期間限定だったり高く付いたりしますからね・・・おそらく基本料無料の従量課金Simを使うほうが安く付くのではないのでしょうか。保証はできませんが。

***********
今回このライトを紹介したのは、これまで単純な機能であったものをスマホという最新機器につなぐことによって、新しい可能性を示してくれたからです。

正直334ドルという価格は高いですし、どこまで普及するかはわからないけれども、車やバイクと同じように方向指示器が標準装備になったら自転車の安全性も少し高まるかな、と空想していました。


**********

追記

Heliosは製品ページKickstarterブログなどいろいろあって、どこを見れば最新情報がわかるのかハッキリとしないのですが、ぱっと見で現状を確認するにはFacebookが一番良さそうです。

5月18日の段階で
Hey everyone, sorry we're behind on email. Rest assured, we're shipping out! You'll receive your tracking number via email within 2 weeks.
と言っているので、出荷はできたようですね。

また、5月24日段階のKickstarterのUpdateを見ると、出荷される箱とその中身も掲載されています。

  

ガジェット好きの心をくすぐる美しい梱包ですねぇーー。Apple以降、箱にまで注意を払って、開封した時のワクワクまでエンターテイメント化してくれる企業が増えてきたようで、とても嬉しいですね!見てるだけで興奮できますw

あと気になるのは実際の購入者の使用感ですね。アプリとの連携も。Twitterで調べてもまだあまり出てきませんね(6月16日現在)。早く知りたい!