昨夜は2月の満月、スノームーン
今年一番遠い満月です。
23:05撮影
昨日は太陽も顔を出して寒さも少し緩んだので、午前中は散歩にウォーキングは必須。
本牧にある三溪園へ雛人形と臥龍梅を見に。
三溪園は、横浜観光の名所。原三渓の私邸でしたが、現在は横浜市が管理をしています。
梅林
庭園内には小川や滝が。
水音に癒されます。どうぞ
こちらが臥竜梅
原三渓が長女の為にあつらえたお雛様は、写真不可でした。
こちらの矢箆原家住宅に飾ってあるものは、撮影OK。
囲炉裏がきってあり、火が燃えているので、天窓から入る光に煙が立ち上って幻想的でした。
動画で撮ると煙の動きが
囲炉裏
花餅
お雛様
池に鴨が
横浜観光にいらしたら、行ってみてください。
さて、一期一会。
一昨日、書こうと思いましたが、疲れていたので今日に。
人とも物とも、出会いはとても大事だと考えています。縁あって出会った訳ですから。
私は出会いという事をとても大切に思っています。
こちらで出会ったブロ友さんも、とても大切なお友達
昔から知っているお友達と同じに大切な存在です。
今回制作中の作品との出会いも、やはり縁があって造らせてもらっています。
どの作品とも、一作一会、今回もこの時にしか制作できない物です。
実は、この作品を制作に入る前に、生徒さんにこう言いました。
「この作品を最後に、美術館展示の作品の制作を終わりにしようと思うの。」
昨年9月に坐骨神経痛を発症し、11月の作品展の折は立っているのも辛くなり、その後検査の結果、脊椎管狭窄症と椎間板ヘルニア、脊椎滑り症による坐骨神経痛とわかり、遂にキッチンで3分しか立てなくなり・・・
経験者はわかると思いますが、それまでの自分の体とはまるで違うようになり、精神的にも落ち込みがち。
「これではもう美術館用の大作の制作はできなくなる・・・」
と思いました。
繭ちゃんの最期に歌ってあげた子守唄「眠りの精」を題材に選んだことも、運命的だったのかな?と、感じていました。
しかし大作の制作を始める頃、12月からやり出した坐骨神経痛のストレッチや、繭ちゃんが亡くなってからずっとやる気がせずサボっていた柔軟体操や筋トレを再開した事が効いてきたのか?痛みと痺れが軽くなってきました。
筋トレで筋肉のコルセットが再び付いて坐骨神経痛が良くなったのか、何かに守られたのか分かりませんが、腰痛ベルトと湿布を付けて支障なく制作は進んでゆきました。
「眠りの精」を毎日聴きながら制作していますが、3分の歌を何時間も聴くわけにいかないので、他のクラシック音楽も流します。
2月20日、偶然聴いている音楽で、心を揺さぶられる音楽と出会いました。
前にも聴いた事がある曲なのに、何故?
理由はわかりません。とにかく今の私の魂に響く曲だったのです。
「この曲で作品をつくってみたい!」
強くそう思いました・・・!
考えました。
この曲が、「今回のこの作品で最後とすることはない」と諭してくるようでした。
もしかしたら、繭ちゃんからのメッセージなのかな?とも思いました。
「そうよ、此処でおしまいって決めるのは良くないわ!本当にできなくなった時に考えなさい!」
「おじいちゃんが言ってたじゃない⁈ 人間は死ぬ瞬間まで、何かを新しく始める事に"遅い"という事はないんだよ、って。」
(クワンクワンのお口で話しかけてくる繭ちゃん先生)
そう思ったら、雛祭りまでに仕上げたいとか、そんな事も必要ない、と思いました
今この時にしか出来ないこの作品との向き合いも、今できる限りの自分の力を尽くしたい、と考えて、簡単にワイヤーワークで済ませようと思っていた装飾パーツをつける土台も、丸小ビーズと極小ビーズで編み出しました。
ビシッと!
こんな訳で、粛々と制作を進めています。
今回、何かを脱皮した感もありますね。
新しいステージに入ったのでしょうか?
感謝です。
今回も制作中は、色々とお付き合いにも漏れもあり、皆様にご迷惑や失礼をしていることもあるかと思いますが、お許しくださいね。
最後までお読み頂き、ありがとうございました