- 遅くなりましたが、読みました。
2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書 14)/西村 博之
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序盤で「2ちゃんねるが潰れないひろゆき氏の持論」が展開/結論付けられ、Web2.0やCGM、YouTubeやセカンドライフなど、現在メディアで多く取り上げられている話題について触れている(内容のうち多くの部分(3分の1から半分程度)が対談といった構成)。
悲観的かつ現実的な切り口で書かれているあたり、ひろゆき氏“らしい”ということではないか。
「グーグルは決して優秀な技術力のある会社ではなく、優秀な企画力と営業力のある会社(あとは、サーバーメンテナンス)」
技術の知見に関して疎い僕には何とも述べられない内容ではありますが、最近のWeb2.0や、それに紐付くグーグル関連の書籍の大量出版は、正直“バブル”としか思えない側面が多かったので、大変興味深かった。
あと、Web2.0に関しても、「みんながすごいと言っているものは、すごいの法則」であり、結局は答えがなく、また「技術に立脚したものではない」といった内容も、非常に刺激的な内容でした。
とまぁ、この本がすべてではないにせよ、情報のひとつ、視点のひとつ、としては参考になる本だと思います。
(最終章の元オンザエッヂ取締役の小飼氏 との対談は、ほとんど理解できなく撃沈でしたが)
興味のある方は、読んで損はないと思います。