29歳。 | 歌手・尺八奏者・ピアニスト 松村湧太Official Blog

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ある時は歌手、ある時は尺八奏者、ある時はピアニスト。西洋音楽と日本音楽それぞれの技術の長所をお互いに組み合わせ、今までにない様々なサウンド作り、演奏活動を展開する松村湧太のオフィシャルブログです。



本日、29歳になりました。まずはお祝いのメッセージを頂きました沢山の皆様に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございます。


そして、昨日うっかり、動きの悪くなった網戸を開けようとした時に引っかかって薬指の爪が真ん中程まで割れて大流血、なんて事件はあったものの、至って健康な身体で今日も仕事が出来る事。神様に感謝です。先日行って参りました献血での血液検査の結果も、ありとあらゆる項目の数値がきれーーに正常でした。うれしい。


さて20代最後となる今年は、やはり目前に迫ってきております「ヨーロッパツアー」はじめ、個人的に大変革の年となりそうです。


ツアーをご一緒させて頂く、コンポーザーピアニスト・天平さんは、僕よりひと足先に、本日ヨーロッパへご出発。僕は6月7日出発に決定しました。


前々から考えていた「色々な国で演奏してみたい」という欲、このツアーで一気に実現出来るなあ。本当に楽しみです。


ヨーロッパでの1日1日、1公演1公演、ホール公演もストリートでの演奏も、全てを大切に大切に演奏してきます。





これまで自分が積み上げてきたものが、文化の成熟したヨーロッパの国々でどれ程通用するのか?という挑戦的な気持ちと、まずは自分が楽しんで楽しんでその溢れた部分をお届けして、ヨーロッパの方々にも楽しんで頂きたい!というピュアな気持ちが同在しています。


最近思っている事。改めて、音楽が好きです。歌う事、演奏する事が好きです。何よりも。


しかし、昨今人工知能の研究が進むにつれ、「好きな事を仕事にする者が勝つ時代」というような言葉が世の中に一気に流れ始め、既にそういったアプローチで大きな影響力を持つようになる方が増加する中、これだけ長年好きな事だけをやってきて、それでもまだはっきり言って全く突き抜けられてもいなければ認知もされていない自分は、これまでとにかく甘かったなと、今になって反省しています。本当にアホです。


しかし、少なくともこと音楽に関しては、無論まだまだ未熟者ではあれ、好きのエネルギーでかなり貪欲に取り組んできて、周りの方からは「歌も尺八もピアノも、どれも半端ではなく圧倒的なレベル!」と言って頂ける程度のレベルまでは来られたのに、何故まだそんなものなのか?改めて誕生日の今日、じっくりと内省してみました。
 

今までは、僕に声をかけて頂ける事自体本当に有り難い事なので、大小様々なお仕事何でもご依頼頂くままに受けてきて、勿論そのお陰で成長出来た部分も沢山ありますし、色んな経験も出来ました。


が、毎日毎日全く違う内容の仕事、次の仕事の準備準備準備・・・に追われる日々で、本当に自分がやりたい、行き着きたい所事を考えたり、そこへ辿りつくためのルートを練ったりする時間が全くありませんでした。言葉通り、ずっと「忙殺」され続けてながら毎日を送ってきました。


そんな事への反省を活かし、29歳の一年は「もっと沢山の人に素敵な音楽をお届け出来るように・・・」みたいな、ぼやっとした事は言いません。具体的にやる事を決めました。


人生で初めて、しっかりプロジェクトを絞ってコミットしてみようと思っています。それ以外の細々としたものは、基本的にお断りする。「やらない事」をあまりに決めてこなさすぎた。


今年は、

1.17Live生配信
2.ヴォーカルトレーナーとしてオフィシャルに開業
3.男性ヴォーカルユニット「emulsion」
4.尺八アンサンブル「Shakuhachi Project GMQ」
5.尺八×ラテンギターDuo「黒船」
6.音楽アプリnana

プラス、もしご縁があればミュージカル等の舞台。


のみに活動を絞ってみようと思っています。他は、よほど「面白い!」と思うものや、「これは自分にしか出来ない!」と思うものでなければ、一切やらない。


♪17Liveは、ご縁を頂き今年からスタートした、生配信アプリです。「いつまでも浴び続けていたい声を創る」【声職人】として活動をしております私が、寝る前にリラックスして聞いて頂けるピアノ弾き語りをお届け致します。生配信ですので、リクエストを頂いて、知っている曲ならその場でお応えしたり、知らない曲でもそれいい!という曲があれば、次回配信で必ず演奏させて頂きます。








♪ヴォーカルトレーナーとしては、僕がかれこれ7年程学んできた、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーをはじめとする150人以上のグラミー賞受賞歌手を育てたヴォイストレーナーのセス・リグス氏が考案したSLSメソッドを基に、日本初のSLSメソッド公式トレーナーのMasayo Yamashita先生が、言語学・音声学・ヴォイストレーニングを組み合わせ、シンプルかつ理論的・効率的に声をトレーニング出来るよう開発した「ヴォイトレ・マスター®メソッド」の、日本初公式トレーナーに認定して頂けたので、これから日本のボイストレーニングの常識をアップデートし、一人でも多くの方の声の悩みを解決していきたいと思っております。




僕はとりわけ、自分自身携わってきた経験も多く、尚かつどんなジャンルのシンガーよりも多種多様な声色、ハードな音域が求められる、ミュージカル俳優さん達を主な対象としてやっていこうかなと思っております。プロアマ問わず。帰国したらすぐにオフィシャルサイトも立ち上げて公式にスタート致しますので、ご興味お有りの方は是非に。







♪芸大同級生のテノール歌手、富本泰成くんからお声がけ頂き、参加させて頂く事になりました、男性アカペラグループ「emulsion」

「乳化」を意味する英語です。読み方はフランス風に「エマルシオン」です。

富本泰成 櫻井元希 馬場二郎 松村湧太 柳嶋耕太 渡辺研一郎の6声で、バーバーショップ(アメリカを中心に発展した独特のアカペラ四部合唱のスタイル)を基本としながら、様々なジャンルを歌っていきます。






2020年2月6日(木)に、五反田文化センター音楽ホールにてデビューコンサートを行います。是非お越し頂ければ幸いです。






♪Shakuhachi Project GMQは、僕の尺八の恩師であり、世界最高峰の尺八メーカーである「泉州尺八工房」の代表、三塚幸彦先生の呼びかけの元集まった、泉州尺八ユーザーの若手奏者によるアンサンブルです。





世間一般にイメージとして浸透している「尺八らしさ」を敢えて全て取払い、尺八という楽器が本来持つ音色の美しさを活かし、ずっと聞いていたくなる様な、聞いていて心が優しくなるようなハーモニーをお届け致します。

「北とぴあ音楽祭2019」
【日時】11月17日(日)
【会場】北とぴあつつじホール(東京都北区王子1-11-1)

出演させて頂きます。時間・料金等詳細は未定ですが、決まり次第お知らせさせて頂きます。こちらも是非ご来場頂ければ幸いです。






♪「黒船」は、既に活動を開始しておりますのでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、松村湧太(歌手・尺八奏者・ピアニスト)、IRVING KOJI(歌手・ラテンギタリスト)のデュオです。


メキシコ生まれでラテン気質な陽気な人柄と、火花が散るような超絶技巧ギターで多くのファンを魅了するIRVING KOJIさんとの演奏は、僕自身今までに経験した事の無い程、血が熱くなってくるような化学反応。






♪「nana」は、アプリ演奏や歌を投稿し、オンライン上で様々な方とコラボが出来るアプリです。



こちらはお仕事ではありませんが、今はヨーロッパツアーの準備のために休止しておりますが、今までにいくつか投稿させて頂いただけでもかなり多くの方から反響を頂いておりまして、ファン作りの一つとして続けていこうと思っております。





書き出してみると、もうこれだけでも十分、ちゃんとコミットしようと思えば多すぎるくらい。どれも、本気で育てていこうと思えば、とても時間がかかるプロジェクトばかりです。


29歳の1年は、上記のプロジェクトだけに本気で取り組んでみようと思います。ブチ抜いた結果を出します。


気が早い話ですが、来年も、今年と同じく大体5、6月頃からヨーロッパツアーを控えております。


9月24日の帰国後、来年のヨーロッパツアーまでの間は、そんな形で活動の仕方をがらりと変えてみます。やるしかない。


そんな訳で。どのプロジェクトも本気で面白いものをお届けして参りますので、29歳の松村湧太も応援の程、どうぞ宜しくお願い致します。