来月から始まる、美川憲一さんの朗読公演「リーディングドラマ 楢山節考」の稽古、打ち合わせが今日からスタート致しました！
朝からまず演出の青井先生と打ち合わせ。青井先生のこの小説の読み込み、構成の理解力、当たり前ですが本当にさすがです・・・様々な効果的で的確なアドバイスをたくさん頂きました
昼から、美川さんもいらっしゃっての稽古o(^-^)o
演出がどうなるかによって、また語り手さんが音楽にどのくらい表現してほしいか、など色々ありますので、今日はテーマとなるメロディだけ少し決めていき、後はこれから具体的に青井先生と相談して、作曲して行きます。
今日の稽古では、通す事に慣れるため、また尺八が入るとどのようになるのかを感じるために、一度全て通しで読んで頂き、そこに読み手の言葉に反応して即興で尺八を入れていく、という形での稽古でした！
この楢山節考という小説は、作者の深沢さんのスタイルなのでしょうか、話題が行ったり来たり、複雑に絡みながら進むので、青井先生ですら、読んでいていつものように音楽をどの辺からどの辺まで入れる、という事が思いつかなかった、との事で、音楽を入れる場所が難しく、そんな小説に即興で音楽をつけていくというのは、かなり集中力が要りましたが、即興ながらも一度通して稽古する事で、なんとなくですが、感覚的に音楽が必要そうな部分が見えてきました！
しかし美川さん、つい聴き入ってしまって尺八を入れるタイミングを考えるのを忘れるほど素敵なよく響く声でこの楢山節考を読まれます。美川さんの声のトーン、スピードも考えて、それと寄り添うように曲、音を作っていきたいと思います。
こちらは新潟公演のチラシです。背景に入っているのは本番の会場の能楽堂です。
こちらは東京サントリーホール公演チラシ。この写真、いいですね。
裏には僕の写真も入れて頂いてます。仕上がりを見てびっくり。僕が美川さんに熱い視線を送るような写真配置になっているではありませんか（笑）
湧太