上の子は顎が小さく、その割に歯が大きく、永久歯が生えるにつれてガタガタが目立つようになりました。そして、矯正専門歯科にて小学1年生の時に、
上顎を広げる「急速拡大装置」を付けました。
こういうやつです。
人間の頭蓋骨は、一枚の骨ではなく、たくさんの骨がくっつきあっています。子供のうちはまだ骨も移動するので、その動きを利用して、上顎を広げます。この装置は、真ん中の棒が突っ張り棒みたいになっていて、ねじを回して棒を長くして、徐々に顎の左右を広げます。
逆に、下顎は1ピースでできていて広げられないけど、上顎が広がったらそれに合わせて下顎も広がるんだそう。
神秘。
なのでこれは、十二臼歯が生える頃にはもうできない処置だそうです。大人もできないことはないが、上顎はもうくっついてしまっているので激痛らしい。
娘は全く痛がることなく、むしろ広がっていく圧力を気持ちよく感じていたようです。
でも、こんなことをして顎が大きくならないのか、口がゴボッと出るのではないかと心配もありました。そんなふうにはならない、ときっぱり言われましたが、出た気がしました。
気のせいかもしれないけど。すごく不安になりました。だって女の子だもの。
上の子はこの処置で上顎が広がり、すきっ歯になりながらも自然に整っていき、半年で装置は外し、その後は数年間通院して様子を見てもらい、結局ワイヤー矯正無しで終了しました。
費用は25万ほど。
ワイヤー矯正の後期矯正をする場合はプラス35万とのことでした。
口元は今は出ていません。口元が先に成長したけどそのうち顔の成長がおいついた、みたいな。
先生は、絶対に美醜には関係しない。そんなに見た目に変化は出ない、とおっしゃってました。
そうかも。
わかんない。
続く