【映画語り回】海底2万マイル

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お久しぶりです。シイナです!

久しぶりの更新になりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

最近は自宅でディズニー映画をご覧になる方も多いかと思います。

私も例に漏れず、ディズニーDXで懐かしの映画や観る機会がなかなか無く初めて観る映画や、久しぶりに観る映画などを視聴しておりました。

 

そんな中、いくつか映画について久しぶりにディズニー映画を語り尽くす「映画語り回」を書かせて頂こうかと思います!

 

第1弾としまして、名前を聞いたことはある方も多いと思います、

「海底2万マイル」について語らせて頂きます!!

TDSのアトラクションでもお馴染みかと思いますが、今回の映画はアトラクションの元となった1954年の実写映画です。

今回はそんなディズニー映画版「海底2万マイル」の魅力を解説していきながら、この映画を元にしたTDSのテーマポート・ミステリアスアイランドについても語らせて頂きます!

 

本記事は映画の内容、TDSのテーマポート・アトラクションのネタバレを含みます!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あらすじ

1868年、海で船が謎の怪物に襲われるという事件が多発していた。

アメリカ政府の役人によって怪物調査の依頼を受けた海洋生物学者アロナクス教授とその助手コンセイユは軍艦に乗船することになる。

しかし、数日経っても怪物の痕跡すら見つからず、怪物調査は打ち切りが決定してしまう。ところがその日の夜に軍艦の目前で別の船が怪物に襲われる瞬間を目撃する。

アロナクス達が乗る軍艦は怪物と思われる存在に攻撃をするが、怪物の体当たりを受けて軍艦は沈没し、アロナクスとコンセイユ、軍艦の船員ネッドの三人は海に放り出されるも生き残るが、怪物と思われていた謎の潜水艦ノーチラス号に捕虜として捕われてしまった。

ノーチラス号には時代にそぐわない未知の技術と、不思議な雰囲気を持つ複数の船員達と、彼らを纏めるネモ船長が居た。

冷徹なネモだが、アロナクスの論文を読んでいたこともあって彼にだけはノーチラス号の秘密を少しずつ明かしていき、アロナクスもネモの持つ高度な科学論理や謎のカリスマ性に人間として惹かれていく。

ところが、船での捕虜生活に疲弊と苛立ちを募らせたネッドはコンセイユと共に脱走を計画するようになり、アロナクスも次第にネモの人を逸脱した狂気や人生観の違いで衝突し、関係が悪化していく…。

 

 

主な登場人物

アロナクス

パリ博物館の海洋学者。

アメリカ政府の役人から海に出没している怪物の調査を依頼され、政府の軍艦に乗船する。

ノーチラス号でネモと知り合い、その技術と人柄に感銘を受けていくが…。

落ち着きのある人物で、ネッドらを抑える役割も持つ。

 

コンセイユ

アロナクスの助手。

アロナクスを尊敬し、彼に対して忠実であるが、次第にネッドと親しくなり、彼と共に逃亡計画を立て始める。

 

ネッド・ランド

アロナクス達が最初に乗船した軍艦の船員で銛打ちの名人。

明るく気の良い若者だが、激情的ですぐにトラブルを起こしがちな性格。

 

ネモ

潜水艦「ノーチラス号」の船長(艦長)。

全てが謎に包まれた人物で、ミステリアスな雰囲気を持つ妙齢の男。

かつて某国の奴隷であり、他の奴隷と共に逃亡した過去を持ち、そのことから各国の軍艦を沈め続ける活動を続けている。

目的のためには手段を選ばず、人命を厭わない狂気的な一面を持つ一方、海や海洋生物を心から愛し、慈愛の心も持つ人物。

 

 

 

古き良き名作海洋冒険譚

原作はジュール・ヴェルヌの1870年に発表されたSF小説。邦題は「海底二万里」でした。

「ネモ船長」「ノーチラス号」といえばディズニー以外の他作品においてもその名前が使われることが多い名称です。

(有名なものではアニメ「不思議の海のナディア」など…)

潜水艦ノーチラス号をはじめとしたネモ船長の科学力が時代の先を行くようなものとして描かれていますが、驚くことに原作小説が発表された1870年代の世界にはまだ潜水艦という存在が実現していなかったとのことなのです!

潜水艦がこの世に存在するのはこの作品が出版されてから20年後、スペイン海軍によって製造されたものでした。

つまり、原作者ジュール・ヴェルヌの発想は当時でも斬新なものだったのです。まさにネモ船長そのもののような人ですね…!

 

さて、そんな原作小説をディズニーが映像化させた本作「海底2万マイル」。

幼少期にディズニーの子供向け音楽ビデオでこちらの映画の序盤でネッドが船員達と軍艦の上で歌うシーンが収録されており、その印象が強かったのですが実は一度も観たことなかったのです…。

そして今回、ディズニーDXにてラインナップの中に発見し、早速観ることになりまして…!

 

知らない方が観たらディズニー映画とは思えないほどのシリアス路線の映画です。

1954年公開のクラシック映画ですが、その独特の世界観は今でも色褪せない名作。

アニメーション描写は無く、クスッと笑えるシーンも全くと言っていいほど無い本格派海洋冒険譚で、視聴者層としてもわりと大人向けの本格映画だと思います。

しかし、他のディズニー映画には無い独特の世界観を持ち、TDSの同名アトラクションになるほどの大きな存在感を放つ名作だと感じましたので、是非多くの方にご覧頂きたい作品です!

 

この映画でも特に有名なシーンとして、ノーチラス号の船員達が巨大イカ、クラーケンと戦うシーンがあります。

(時々間違えられますがクラーケンはタコではなくイカです)

この作品の影響か、今でもクラーケンという名称のイカはゲームの敵キャラなどで有名ですね。

 

 

 

狂気的だが不思議な魅力を持つネモ船長

そして今作のキーパーソンであるネモ船長。正直なところ、主人公であるアロナクスよりも知名度がある人物像です。

TDSのアトラクションでもゲストを導く声としてその存在を身近に感じられますが…

実は無作為に船を沈めまくっているヤバいヤツだった。

正直なところ、映画を観てそれが一番驚きでした…。ネモ船長といえば海に詳しく、知的で未知の技術を持つ天才科学者というイメージでした…が!!

自分の過去の復讐という名目で見ず知らずの軍艦(船員・奴隷もろとも)を沈めるためだけに海域を彷徨う人でした。これは知らない人の方が多そうだ…。

戦争や兵器製造のため、奴隷として扱われていた過去があるとはいえ、あまりにも極端な発想…

 

ただ、このネモ船長、ただの危ない人ではないのが凄いところ。

劇中でアロナクスが感じていたように、凄まじい科学と技術力、人を惹きつける謎の魅力を持つ人物です。

陸(人間社会)を憎み、自ら陸を捨ててノーチラス号と共に海で過ごす彼は海の全てを愛しています。その海への想い、愛は紛れもなく本物なのでしょう。

 

ネモ船長を演じるのはジェームズ・メイソン。威厳さと穏やかさを兼ね備えた素敵なネモ船長を演じています。

ちなみにTDSのアトラクションのキューラインではジェームズ・メイソンが演じたネモ船長の肖像画や映画に登場した小道具が飾られているので是非探してみてください。

 

 

 

TDSで感じる映画の世界観

そしてこの映画の世界観をたっぷり詰め込んであるのがご存知、TDSのミステリアスアイランド。

ネモ船長の秘密基地という設定のこちらのテーマポートですが…

その設定はそのまま映画に登場しています!!!

映画でもネモ船長は秘密基地として火山の中にくり抜かれた(カルデラ)島を利用しています。

その形は全く同じという訳ではありませんが、火山の中の円形の島という設定はそのまま活かされています。

 

また、映画の中でははっきりと描かれなかった科学研究所などの施設がレストラン、ショップとして実在しているのも特徴的。

ショップ「ノーチラスギフト」では映画の中にも登場したノーチラス号の船員が海中で活動するためのダイビングスーツなどが展示されています。

 

そして忘れてはならない、このミステリアスアイランドには映画に登場したノーチラス号がそのまま海に浮かんでいます!

さらにミステリアスアイランドのキャストさん達は皆、ネモ船長の部下という設定。その青い制服は映画に登場した乗組員達と同じ!今まで「かわいいなー」としか思っていなかったあの制服も映画で出てきてすごく興奮しました。次に行った時はもっとじっくり観察しよう…!

 

そして映画と同名のアトラクションでは、オリジナルストーリーが展開されています。

ゲストはネモ船長の新任部下として海底調査のため、小型潜水艦に乗って神秘の世界へ冒険に出ます。

これも今までは単純に未知の海底世界に行くなんて楽しいー的な感じで思っておりましたが…映画を観てから思うとものすごく貴重な体験をしてきたんですね我々!!!

あのネモ船長のクルーとなれるのはものすごく興奮します(笑)

2020年5月17日現在、TDRは休園中のため、映画視聴後にアトラクションに乗れてはいないのですが、再び乗った時には映画を思い出して普段以上に内心盛り上がると思いますw

 

TDSで聞けるネモ船長の声は俳優の江森徹さん。ドラマや映画でもお馴染みですね。

そして乗組員役として声優の三木眞一郎さん。アニメ「ポケットモンスター」のロケット団・コジロウ役でご存知の方も多いのではないでしょうか。

ものすごく豪華な声優陣です…!

 

ちなみにもう一つの名物アトラクション、センター・オブ・ジ・アースも実は海底2万マイルの流れを汲んだアトラクションなのです。

一般的には猛スピードで火山から駆け下りるスリリングなジェットコースターの印象が強いですが、実は海底2万マイルの新たな世界に触れることができる場所でした!

ネモ船長が調査する舞台は海だけでなく地底にも広がっているようです。キューラインから既にネモ船長の研究の成果が垣間見えます。

 

TDSでも映画の世界が楽しめるミステリアスアイランド。

そのまま行っても勿論素晴らしい場所ですが、映画を観ればより一層感銘を受けること間違いなし!

でも時折ネモ船長のあの狂気的な魅力を思い出しそうです…(?)

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

アトラクションでしか知らない!という方も多いかと思います海底2万マイルもですが、是非一度ご覧になってみてください!

 

 

 

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