フィッシャー症候群の発症から一週間が経ちました。
相変わらず、眼球は遊びに行ったまま帰ってきません。
歩行中も、突如、膝の力が抜けることがあるため、階段の昇降時は特に慎重になります。
ここにきて、だいぶ涙もろくなりました。
Facebookの向こうに流れる日常が、自分にとっては非常に尊いものに感じられ、投稿を見ては朝から涙していました。
唯一の楽しみは病院内のスタバに行くことでした。
ただ、これまでどおりにトールサイズのコーヒーを飲んだら、夜眠れなくなりました。
眠れないといえば、夜になると向かいの部屋から、
看護師さーん、ねぇ看護師さーん
という声が聞こえます。
(うるさいなぁ。)
眠れないといえば、夜になると向かいの部屋から、
看護師さーん、ねぇ看護師さーん
という声が聞こえます。
(うるさいなぁ。)
たいした用もないのに、しょっちゅう呼ぶから、ナースコールを取り上げられたのでしょう。
やがて、看護師さんが来てくれないとわかったのか、声が止みました。
(やっと静かになった。)
と安堵するも、今度は、
ナンマイダー、ナンマイダー
(そうきたか…)
これには看護師さんも、
○○さん!
やがて、看護師さんが来てくれないとわかったのか、声が止みました。
(やっと静かになった。)
と安堵するも、今度は、
ナンマイダー、ナンマイダー
(そうきたか…)
これには看護師さんも、
○○さん!
"おまじない"は止めてください!
何時だと思ってるんですか!
看護師さんの絶妙な言葉のチョイスに、思わず笑ってしまいました。
今回の入院で、最も辛かったのが髄液採取です。
腰の脊椎に、麻酔をしてても痛さを感じるぐらいのぶっとい針を刺し、
今回の入院で、最も辛かったのが髄液採取です。
腰の脊椎に、麻酔をしてても痛さを感じるぐらいのぶっとい針を刺し、
脊椎の中心(脊髄)を流れる髄液を採取するのですが、本当に辛いのはこのあと。
髄液は脳にも行き渡っていて、体内量に少しでも変化があると、
しばらくは、ひどい頭痛に見舞われるのです。
入院直後、病名を確定するために初めて採取したときは、もうコリゴリだと思いました。
一週間後、他の大学病院の研究用サンプルとして、髄液の提供を求められました。
正直、気乗りはしませんでしたが、
入院直後、病名を確定するために初めて採取したときは、もうコリゴリだと思いました。
一週間後、他の大学病院の研究用サンプルとして、髄液の提供を求められました。
正直、気乗りはしませんでしたが、
こうなってしまった以上、社会のお役に立てることといえば、これぐらいしかないと思い、再び採取。
いつの日か、私の検体から特効薬ができることを願って。
いつの日か、私の検体から特効薬ができることを願って。
痛っ!!
(つづく)
