病気のこと ~ 第3章 奮闘 ~ | だいすけの"折れない"ブログ

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フィッシャー症候群の発症から一週間が経ちました。


相変わらず、眼球は遊びに行ったまま帰ってきません。

歩行中も、突如、膝の力が抜けることがあるため、階段の昇降時は特に慎重になります。
 

ここにきて、だいぶ涙もろくなりました。

Facebookの向こうに流れる日常が、自分にとっては非常に尊いものに感じられ、投稿を見ては朝から涙していました。


唯一の楽しみは病院内のスタバに行くことでした。
 

ただ、これまでどおりにトールサイズのコーヒーを飲んだら、夜眠れなくなりました。

眠れないといえば、夜になると向かいの部屋から、


看護師さーん、ねぇ看護師さーん


という声が聞こえます。

(うるさいなぁ。)
 
たいした用もないのに、しょっちゅう呼ぶから、ナースコールを取り上げられたのでしょう。

やがて、看護師さんが来てくれないとわかったのか、声が止みました。

(やっと静かになった。)

と安堵するも、今度は、


ナンマイダー、ナンマイダー


(そうきたか…)

これには看護師さんも、


○○さん!
"おまじない"は止めてください!
何時だと思ってるんですか!

 
看護師さんの絶妙な言葉のチョイスに、思わず笑ってしまいました。


今回の入院で、最も辛かったのが髄液採取です。

腰の脊椎に、麻酔をしてても痛さを感じるぐらいのぶっとい針を刺し、
 
脊椎の中心(脊髄)を流れる髄液を採取するのですが、本当に辛いのはこのあと。
 
髄液は脳にも行き渡っていて、体内量に少しでも変化があると、
 
しばらくは、ひどい頭痛に見舞われるのです。

入院直後、病名を確定するために初めて採取したときは、もうコリゴリだと思いました。

一週間後、他の大学病院の研究用サンプルとして、髄液の提供を求められました。

正直、気乗りはしませんでしたが、
 
こうなってしまった以上、社会のお役に立てることといえば、これぐらいしかないと思い、再び採取。

いつの日か、私の検体から特効薬ができることを願って。
 
 
痛っ!!
 
 
 
(つづく)

 
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