別れ | だいすけの"折れない"ブログ

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昨日、お世話になっていた顧問先の社長が亡くなられました。

69歳でした。

私がHOPに入社してから1年が経ち、ようやく担当を持たせてもらえるようになった頃から続くお客様の一人です。

寝ているとき以外は常に会社のことを考えている、経営に一切の妥協も許さない厳格な方でした。

また、60名の社員に対して、毎朝勉強会を行う教育熱心な方でもありました。

高橋がなってないときには、たとえ会計事務所だろうと、真剣に向き合って叱ってくださいました。

20代前半の頃は「なぜ叱られているんだろう?」と感じることもありましたが、HOPに人が増え、私自身が教わる立場から教える立場になるにつれて、社長の言葉の意味が理解できるようになっていきました。


先月、入院先の病院にうかがったときも、

「いくら会社が一流でも、会計事務所が二流では意味がない。

幸いウチはHOPという最先端を行く会計事務所に出会うことができた。

社内に自分の後を任せられる人間も出てきた。

これからが楽しみですよ。」

と嬉しそうに話され、自身の復帰にも意欲的でした。


仕事の合間に、ご自身の人生観や経営理念を趣味の俳句で表現しては、よく披露してくださいました。

私が結婚するときにも、ご自身のお気に入りの一句を贈っていただきました。


坂の上 雲の向こうに 春の富士


坂の上の雲にちなんだ句だそうです。

添えられたメッセージには、

「長い下積み時代に耐えて税理士試験に合格し、そしてお嫁さんを射止め、いよいよ花が咲きました。

これからも一歩一歩高橋さんの富士山を目指し続けてください。」

とありました。


社長、これからは私が伝道師となって、社長の想いを会社に伝えていきます。

そして、社長が経営の最重要課題として掲げてきた「事業承継」がしっかり行われるよう全力でサポートいたします。

だから安心して休んで下さい。

今までありがとうございました。





税理士法人HOP

-HOPグループ-
税理士、社労士、司法書士、行政書士が集い、中小企業のかかりつけ医として、起業から事業承継、相続対策など幅広くサービスを提供します。