【スイス】海外での出生手続① 申請前の落とし穴 | dis is rikapi's blog

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スイス ジュネーヴ在住ヨガ講師。

 

 

娘をスイスで出産し、

 

出生国スイス、

国籍のある日本、フランスへの手続きで

 

かなり手こずり・・・

 

 

慣れない子育てより

 

なによりも

 

手続きが

ストレスだったので

 

2つの記事にわたって

書いていきたいと思います。

 

①申請前の落とし穴

 

②ベストな申請手続き順序

 

 

 

 

 

 

 

まず最初に・・・

 

なぜ今回

手続きを急いでたかというと

 

 

出産後2ヶ月半にて

日本一時帰国の予定があったから

=娘のパスポートが必要

 

 

 

日本で出産の場合

生まれてすぐ区役所に出生届を提出

約1週間で戸籍に反映される

その戸籍謄本を持って

パスポートセンターで申請

おそらく生後1ヶ月以内に

パスポートを取ることは可能ですが、

 

 

海外出産の場合は

複雑なのですタラー

 

 

私の場合だと

スイスで出産後

・ジュネーブ市役所からの出生証明書

日本の出生届

をジュネーブ日本領事事務所に提出

日本の戸籍に反映されるまで

約2ヶ月かかるので待つ

戸籍謄本を

日本で家族に代理受け取りしてもらって

国際郵便で送ってもらう

(日本領事事務所での取り寄せ不可)

届いた戸籍謄本を持って

日本領事事務所にて

パスポート申請可能

 

だからざっと見て

軽く3ヶ月コースなのです。

 

 

 

 

 

 

フランスに住んでる

お友達に相談したところ

 

日本帰国に向けて

パスポートが急ぎで必要の場合は

 

出生届を

日本領事事務所ではなく、

 

日本にいる家族に直接送って

代理提出してもらうのが

一番早く戸籍に反映される方法だと

教えてもらい、

 

そのコースでいくことを

出産前に決意。

 

 

 

必要書類を集め始め、

 

ファイルにまとめ

出産後すぐ申請できる状態に準備。

 

 

 

 

 

 

そして産後1日目。

 

過去記事

 

スイスにて

娘の出生証書をもらうために

私と夫の書類を提出したところ

 

書類が不足していると告げられる。

 

 

その書類が、

私の日本の戸籍謄本

(アポスティーユ付き)

 

*アポスティーユ

日本の外務省による公文書の確認証明のこと

 

 

 

 

このことを知った時

まじで目の前がクラっとしたくらいの

焦りを感じる。

 

 

 

なぜなら、

戸籍謄本は

スイスの日本領事事務所では

取れないのです。

 

 

 

つまり

 

日本の母に頼んで

区役所で私の戸籍謄本を代理で取ってもらう

下矢印

その戸籍にアポスティーユ取得が必要なため

外務省 大阪分室に出向いてもらう

(しかも提出日・受取日は別日)

下矢印

その後

スイスに国際郵便で送ってもらう

 

 

早めにみても届くまで

3週間はかかると思ってたけど、

 

 

 

 

母も早速7月29日には

早速戸籍謄本を取りにいってくれて

 

その後アポスティーユのため

外務省に行き、

 

ありがたいことに

8月12日には

書類がスイスに到着。

 

ちょうど2週間、

めちゃくちゃ早かった、

ありがとう。

 

 

 


 

 

出産前に

在ジュネーブ日本領事事務所にも出向いて

 

”日本側”に提出する

出生届の件で

何度も情報を確認してるはずなのに

 

 

日本に出生届と共に提出する

スイスの出生証書をもらうためには

 

私の3ヶ月以内の戸籍謄本

アポスティーユ付きが必要です

 

ということ

 

なんであの時

教えてくれなかったんだろうって。。

 

 

 

私のリサーチ不足のせいだけど

 

日本領事館のサイトではなく

スイスの出生証書については

ジュネーブのサイトを確認しないと

いけなかったんだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

戸籍謄本+アポスティーユが届いた当日に

 

早速、

それらをジュネーブ日本領事館に

郵便で送る。
 

目的は、

フランス語翻訳のため。

 

 

 

5開館日に出来上がるので

 

8月24日

 

日本領事事務所にて

来館受け取り後、

 

その足で直接

ジュネーブ市役所で

私の戸籍謄本(フランス語翻訳付き)提出。

 

 

 

他の書類はもうすでにキープされてて

追加書類提出後に

その場で出生証書がもらえるかと思えば・・・

 

 

出来上がったら

郵送しますとのこと。

 

 

一体どのくらいかかるか聞くと、

 

「今バカンス期で人が少ないからね

具体的には言えないけど

時間はかかるわね」

 

 

この国にバカンスのことを話させたら

もう交渉の余地無しなのです。

 

 

 

 

8月末に

日本から母が会いにきてくれる予定だったので

 

そのときに

娘の戸籍謄本を

日本から持ってきてもらおうと

計画していたのに・・・

 

 

生後1ヶ月経っても

スイスからの出生証明がまだないから

 

日本側に出生届も出せてない状況になるとは。

 

 

 

 

 

あっという間に

8月が終わり、9月に入る。

 

毎日2回はポストを確認するも

市役所からの出生証書の郵便は

もちろん無し。

 

 

 

約10日経過。

 

 

 

9月6日

 

夫に市役所に電話で

書類の進み具合確認を頼む。

 

 

「来月半ば日本帰省予定で

パスポート申請のために

できるだけ早くスイスの出生証書がいるから

急いでる状況伝えて!」

 

とせっかちx交渉もする

大阪人丸出しの私の願いを伝えると、

 

その真逆で

 

またもや

 

フランス的ジェントルマンな気遣い発揮で

人を急かすことはできず

ただのご機嫌いかがですか?な電話で終わる(怒)

 

 

 

 

もうこれは

自分が出向いて交渉するしかないと

 

電話の翌日

夫にも言わず勝手に

直接ジュネーブ市役所に出向く。

 

 

 

 

つたないフランス語で

状況説明をしたら理解してくれて

急ぐからと。

 

 

郵送する前に一旦電話するねと

言ってくれました。

 

 

 

そして翌朝

9月7日。

 

私の元に知らない番号から電話が。

 

「出生証書できあがりました!

本来は郵送なんだけど

急ぎだったら今日取りに来る?」と

市役所から。

 

 

 

言ったらできるやん!

めっちゃ急ぎでしてくれるやん!

って超嬉しくて

安心した瞬間。

 

 

特にこの日は

母親の日本帰国前日で

(これ市役所で声を大にして伝えた部分)

 

母に日本で代理提出してもらう出生届や

スイスの出生証書を

持って帰ってもらえなかったら、

 

私が郵送で日本に

それらを送らないといけなくなるから

+2週間と見て

 

10月帰国に向けてのパスポート

100パー間に合わないと

絶望的だったから

 

無事間に合って

希望をもらいました!

 

 

 

 

 

その後とんとん拍子に進み、

 

 

 

9月8日

 

日本で代理提出してもらう書類を

帰国する母に託す

 

・出生届

・スイスの出生証書など

 

 

9月27日

 

日本にいる母からEMSにて

出来上がった娘の戸籍謄本が

スイスに届く

 

 

10月5日

 

ジュネーブ日本領事事務所にて

娘のパスポート申請

 

 

10月13日

 

無事娘のパスポート受け取り

 

image

 

 

ちょうど日本へ出発1週間前に

娘のパスポートが出来上がり

受け取れたときのほっとした感情は

なんとも言えなかったですえーん

 

 

 

 

以上のことを踏まえて

次の記事ではわかりやすく

どういう流れで動いたら

早くスイス側にも日本側にも

登録できるのかまとめますね。

 

 

 

P.S.

 

フランスの戸籍は

9月に申請したのに

なんと昨日夫が受け取ったところですガーン

 

 

 

しかも苗字にスペルミス発見。

 

また再提出しなあかんらしい、

 

 

時間はかかるし

いい加減やし

どういうこと・・・ムキー

 

 

 

 

 

 

そう思うと

日本の事務手続きが

いかに正確で早いのか・・・

 

 

感謝ですね。