父が脳梗塞で入院しました⑤ | 東海林 順の一人旅

父が脳梗塞で入院しました⑤

さて、おかげさまで父の手術は無事終わりました。

手術後に面会に向かったのですが、呼ばれて行った時間からさらに一時間ちょい待って

集中治療室で面会となりました。

しかし術後の麻酔が効いている状態だったため、いびきかいて寝ている・・・

顔だけならただ寝ているだけのようですが・・・

ということで、手術当日は面会できたものの、父はまだ意識のない状態でした。







で、月が替わって5月2日は普通にお仕事に。

いつも通りに洗濯物等の受け渡しに行ったのですが、

医者のスケジュールがちょうどよかったということで、医師の説明を聞いていくことに。

昨日と同じ集中治療室に入ります。

・・・と、ここでなにやら父が動いている。

近くに行ってみると、何やら一生懸命左半身、

左足と左腕、そして首を振っている・・・?

何となく様子をみて声をかけてみると目を開けてなんとなく私を見てわかったような感じ・・・

一生懸命体を動かそうとしているのかな?

落ち着け、と話しかけてみるといったんは静かになるものの、

しばらくするとまた体を動かし始めるという・・・

医師が来て状況を見て、「本人が病状把握ができていない状態かも」とのこと。

もしかしたらいつも通りに目が覚めてみたらなんか身体が固定されていて

一生懸命動こうとしていたのかもしれない・・・

真相は分かりませんでしたが、

なんとなく動こうとしている父の意思を感じることができた気がして

ちょっとホッとしている自分がいました。









で、父の様子が落ち着いてきたころを見はからって医師のいるブースへ。

手術の経過と状況の説明を聞いてきました。

ひとまず手術の効果は出たようで、

脳の左右で血流の差があまりない状態になっていました。

ただ、血流が通常とは異なっているので、

脳の状況が落ち着くまでに1~2週間かかるらしいです。

その間リハビリなども治療と同時に取り掛かっていって、

今後のリハビリ転院も検討していくということですが、

現時点ではまだ何とも言えないとのことで。

入院もかなりの長期になりそうです。

あとはもう、本人の回復力と運に任せるほかありません。








医師の説明を聞いたあと、もう一度父の様子を見てきたんですが、

相変わらず体を動かそうとしている。

そして時々頭を起こすんですね・・・

ここまで自力で動いているというのは、

手術前のつねっても反応しに状態から比べると格段に改善したように思えますが・・・

やはり何も言葉にはならないようで。

なんとなく自分を見て何か言いたそうな感じではあるんですが、

こちらからはみんな待ってるよ、とか頑張れ、くらいしか言えず。







そうこうしているうちに父も疲れたのか、だんだん眠そうな感じに。

とりま、また来るからな!と声をかけて集中治療室を後にしました。

何とか快方に向かってくれることを祈るしかできません。