近況 | 東海林 順の一人旅

近況

大丈夫です。生きてます。

通勤に片道1時間以上掛かる生活パターンにもだんだん慣れてきました。

仕事は適当に、余暇は本気で。

なんて言ったら怒られるでしょうか?

でも、本気でそう思っています。

まぁ、それはさておき、先日仕事で少々遠出をしたのですが、

その時に、先月警戒区域が解除されたばかりの楢葉町へ行く機会がありました。

東海林 順の一人旅-1141

以前は広野町と楢葉町の境に検問所があり、

一般の立ち入りができなかったのですが、

現在は一般の立ち入りが自由にできます。

楢葉町では一時は夜間宿泊禁止でしたが、

ちょっと前に申請すれば夜間宿泊が可能になりました。

除染作業員などの条件がありますけれども。

それはさておき、写真は「道の駅ならは」。

大学時代は実家から仙台へよく往復していましたが、

ちょうど中間地点くらいに位置していて、絶好の休憩ポイントでした。

施設の中には温泉があり、入浴料金は大人500円だったかな。

で、今は一時立ち入りの検問所だったり、

車輌のスクリーニング作業のために使われています。

元の道の駅に戻る日が早く来るといいな・・・






そしてその後は楢葉町役場に寄り、天神岬で休憩。

線量計を持ってきましたが、思ったよりも線量が低かったです。

東海林 順の一人旅-1140

こちらは天神岬から太平洋を見ています。

ほぼ南を向いており、奥に見える煙突は広野町にある火力発電所です。

広野町側よりもよく見えてるでやんのw

一見平和ですが、海に目をやると防波ブロックが崩れており

高い波が打ち寄せているのが分かります。

もちろん防波堤は大破してその殆どが海の底。

申し訳程度に残っている部分がなんとも・・・

ここから少し西側に目をやってみると、

東海林 順の一人旅-1139

以前は田んぼだったところはほぼ草むらになっています。

広い草原に見えますが、元は水田だったんですね。

さらによく見ると、草原の中に堆く積まれた瓦礫の山。

車もあれば家の残骸、果てはポンプ車まで草原に中に放置されていました。

なかなか壮絶な光景でした。






ちなみに、楢葉町へは国道6号線で入っていきましたが、

交通量はそれなりにありました。

が、脇道に一本入ってしまうと途端に車とすれ違わなくなります。

人の気配も殆どありません。

そういえば、歩いている人を目にしませんでした。

いたのは除染の作業員ばかり。

広野町は住民の帰還に苦労しているようですが、

おそらく楢葉町も同じ苦労をすることになるでしょう。

まぁ、前例がある分、対策は考えられるかもしれません。

何はともあれ、元の生活に戻るには

相当な困難が予想されることに変わりありません。

それでも、やるしかないんだわな。