権力盲従な人が増えてしまう理由について考える。
近年のSNSなどの言論で権力隷従な感じの人が増えているような気がします。こういうことを言うと年寄りなんだけど、世代間の違いははっきりあるような気がします。個人的には分水嶺になったのはファミコンやディズニーランドが一般化していった頃という感覚があります。我々の世代くらいまでは思春期くらいになると「早く大人になりたい」という願望が強かったように思います。粋がって酒やタバコに手を出すとか、自分を承認してもらうためにそういう悪さをしてたような風潮がありました(それこそ子供のすることなんだけど)。他方、ディズニーランドが呈示したものは、「いつまでも子供のままでいいんだよ」的な世界観であるように思えるのです。実際欧米に行くと、というか私の欧米の音楽家の友人達の大半は、日本人的な感覚からするとびっくりするくらい「子供っぽい純真さ」を持っている人が多いです。但しきちんとした大人の分別はきちんとしています。他方、日本では子供っぽい純真さと「幼稚さ」が混在しているように感じられるのです。この辺りは文字にしにくいのですが、実に歯痒いというか何とも言えない感覚を持っています。
それともう一つ。同じような時期からのように感じられるのですが、学校教育の中で「上の人の言うことには従うこと」というような教育が浸透したように感じられることが挙げられます。これはもしかすると学生運動や、それに続く学校の荒廃みたいなところを締めるための文部科学省の方針 であったのかもしれないのですが、これが「上の人が言うことは理不尽でも従わないといけない」になってしまったのではないか?ということです。これが浸透してしまうと、上の人が法律に抵触するようなことを言ってもそれを疑わずに従ってしまう子供が出てくると思われるのです。権力を持つ人が憲法を度外視したような発言をしてもそれを受け入れてしまうようなことが起きてしまっているように思われるのです。そこにあるのは思考の放棄にしか過ぎないのです。
この辺りに今の日本を取り巻く意味の分からない閉塞感の理由の一つがあるように思えてなりません。
コルネットについて動画を作りました。
2年ぶりくらいにyoutubeに動画をアップしました。コルネットって今使う人をほとんど見ないのですが、音色など非常に魅力的なのです。2013年くらいから使いはじめていますが、ドラムレスの小さな編成であればこれをメインで使いたい感じです。吹奏楽でもトランペットとコルネットの使い分けをきちんとすることは稀ですが、音色が全然違うので、やはり指定通りの楽器編成でやってもらいたいなぁ、と思ったりします。
近年楽器の値上がりがすごいですが、コルネットは需要があまりないのでお値段にプレミアが乗らないのでお得感もあります。使う人が増えるといいなぁ。
西洋音楽の暗黙のルールとバグ。
クラシックやジャズなどのいわゆる西洋音楽には暗黙の了解みたいなものがあるように思われます。書かれているものもあれば書かれていないものもあると感じます。書かれていないもので最も重要なことはこれだと思います。
「拍の頭にコードノートが乗る」
というのがそれです。保育園児くらいでピアノを始めたばかりの子が左手でドレミの歌の左手をドミソだけを弾き続けると、レのところでディソナントになるというのが非常にわかりやすい実例ではないかと思います。Cトライアドに短9度でファが当たるのはかなりきつい不協和です。曲のキーがCである時に、ただただCのコードだけを弾いていても音楽にはならないのです。メロディラインに沿ってCスケール上でできる他のコードを適宜弾いていく必要があります。
この「拍アタマにコードノート」という原則なのですが、ここにダイアトニックスケールの大きな落とし穴があります。それは7音スケールであるために起こります。
8分音符でスケールを弾くと上昇スケールであれば、最初の1小節目はコードノートが当たりますが、次の小節では拍アタマの構成音はDm7になってしまいます。下降で弾くと最初の1小節目はDm7の構成オンになってしまいます。Cスケールなのに下降ではCmajを弾けないのです。これを回避するには1拍目を4分音符にしないといけません。
この現象を回避するにはどこかに経過音を置いて8音スケールにするという対応策があります。8音スケールならば、8分音符で引き続けても常に小節の頭にルートの音を置くことができるからです。
ダイアトニックスケール上に1音加えて8音スケールにするためにはG#一択になります。
これはレヴィンのセオリーブックなどではビバップトニックスケールと書かれていたりします。他方バリー.ハリスはこのスケールをCmaj6とDdimに分解して6th diminish scaleと呼びました。バリー.ハリスの考え方は音楽におけるコードとスケールの概念を非常にフラットに見せてくれるものです。これはまた後ほどで詳しく書こうと思います。