Mario = Castelnuovo Tedesco
マリオ=カステルヌォーヴオ.テデスコ。
ほとんど知られていない作曲家ではないかと思います。イタリアの作曲家で20世紀前半にファシズムを嫌ってアメリカに亡命した人です。シェーンベルグを筆頭に、第二次大戦前夜にはこうしたヨーロッパの作曲家が複数いました。ダリウス.ミヨーも。彼らはロサンゼルスに居を構えたのですが、彼らの存在が、ジャズの和声のアカデミック化に大きな影響を与えたことが案外忘れられているように思われます。ミヨーの存在はピート.ルゴロとの師弟関係で多少は知られているとは思うのですが、いわゆるウエストコーストの有名なアレンジャーの多くがウエストレイクカレッジでシェーンベルグの授業を受けていることは知られていません。
さて、テデスコです。この人はギター関係の作品が多く、ギター関係者にはかなり知られているようですが、シェーンベルグやミヨーに比べると知名度的にはかなり見劣りをしています。しかし、この人は映画音楽に大きな足跡を残し、また彼の多くの生徒が映画音楽で名声を博しました。ラッセル.ガルシア、ヘンリー.マンシーニ、ジェリー.ゴールドスミス、アンドレ.プレヴィン、そしてジョン.ウィリアムズ。ガルシアはクラシックとジャズと映画音楽のコーナーストーンというかミッシングリンクではないかとも思えます(別途改めて書きます)。テデスコとガルシアはアメリカンミュージック史において非常に重要な存在に思えるのですが、アメリカ国内でも十分な評価がなされていないように思われます。ここはもう少し深掘りしたいところです。