トロンボーンは低音楽器ではない?
トロンボーンというとジャズアンサンブルでは「低音金管楽器」という印象がつよいですが、果たしてそうでしょうか?古くはグレン.ミラーやトミー.ドーシー、時代が下がるとアービー.グリーンやビル.ワトラスなど、甘い音色の高音域が魅力的な楽器です。だから、ジャズでアンサンブルをアレンジするときにはトロンボーンをボトムに置かない方が良いことがよくあります。むしろトロンボーンにボトムを任せると、ともすると金管的なバリっとしたサウンドになってアンサンブルのサウンドから柔らかさが失われる恐れがあり ます。例えばトランペット、トロンボーン、アルトサックス、テナーサックスの4管であれば、一番下をテナーサックスに任せた方が柔和なサウンドが得られます。1950〜60年代のジョー.ニューマンのオクテットやサド.ジョーンズのセプテットではこれが多用されています。これはトランスクリプションをしてみて初めて気付いたのですが、もしかすると定石なのかもしれません。