ダイアトニックスケールの致命的な欠陥といわゆるビバップトニックスケール。
いわゆる西洋音楽理論はダイアトニックスケール、すなわちピアノの白鍵のスケールについての理論です。このスケール、7音スケールなので、8分音符で弾くと大きな欠陥が現れます。特に下降で弾くとそれがハッキリします。
西洋音楽の暗黙のルールは拍のアタマにコードノートが乗っていることです。Cのコードを弾いて8分音符でスケールを上昇で弾くと、最初の小節はCEGBですが、次の小節ではDFACとなってしまい、Cのコードから逸脱して います。さらに酷いのは下降で弾いた時です。下降で弾くと、Cのメジャースケールでありながら、最初の小節ではCAFDとなるので、CのメジャースケールでありながらCのコードに合わない、という事態になります。これを解消するために1音追加して8音スケールにするためにはG♯一択です。こうすることで8分音符でCのコード上で弾くと、上昇時にはCEGAで下降時にはCAGEになります。しかも8音なので、小節のアタマに常にルートのCが来ます。これは世間的にはビバップトニックスケールとも言われますが、バリー.ハリスに言わせるとビバップスケールというものはないそうです。バリーさんはこのスケールをC6というトニックの和音にDdimを合成させてできるものと解釈して6th diminishと呼びました。この発想は極めて合理的なことは過去にも何度か書いていますので、過去のブログを掘り起こしてもらえたら、と思います。