ジャズにおける「中間派」とは?
日本でのジャズのスタイルの区分分けのひとつに「中間派」というのがあります。まぁスイングジャズとモダンジャズの「中間」という意味合いなのでしょう。この言葉だとなんとなくどっちつかずなイメージになりますが、このスタイル、英文だと
"Mainstream"
になるみたいなんです。日本だとモダンジャズこそ本流、みたいなイメージが強いですが実はそうじゃないように見えます。よーく考えてみると、マイルスがメジャーのCBSと契約したのが1956年ということは、いわゆるビバップからハードバップといった音楽はほぼ全てマイ ナーレーベルからのリリースであったことが伺えます。羅列されるミュージシャンを見てみると、スイングジャズの時代にビッグバンドでソリストとして名を上げた人が多いように思われます。バップ的な要素は薄いけど歌心のあるアドリブができる人、みたいなタイプです。誤解を恐れずに言うと「最大公約数」みたいな感じ。巨大なアイコンになるミュージシャンはいないというのもまたそれらしい気もします。
もはや現在ではスタイルが拡散し過ぎていてジャズという音楽の定義自体がぼやけつつあるけど、この辺りが音楽の軸足なのではないかなぁ、という気もします。