個別のコードではなくまずは曲のキーから考えることがジャズインプロビゼーションの上達の早道。
ジャズのインプロバイズ、すなわちアドリブというと難しいというイメージが強いと思います。多くの人がコード記号やら何やらで路頭に迷ってる感じがします。コード記号で頭を悩ませる前に考えておいて欲しいことがあります。それは「曲のキー」です。ジャズは何をやってもいい音楽だと言われます。半分正解で半分間違いです。もし何でもやっていいのであれば曲名とかキーなんか決めなくてもでき るはずです。でも普通演奏する曲とキーくらい決めますよね?そうです。ジャズのセオリーは西洋音楽のそれに準拠するので、キー、すなわち調性が大事です。マーク.レヴィンのセオリーブックにもThink Key, not chords.っていう言葉が随所に出てきます。ダイアトニックスケール上で構築される7つのコード、すなわちスケール上の構成音で構成される和音であればまずはミスノートにはならない可能性が高い、ということです。いわゆるセッションでの初心者向けと言われている曲の多くではそれをカラオケトラックにしてスケール練習をしても何も問題ないはずです。個別のコードにとらわれず、全体を俯瞰した感じで捉えることが大事なのですが、往々にして「木を見て森を見ず」になりがちです。ディジーとマイルスのエピソードでもそんな話があったはずです。