再開!タイプーサムの徒歩プロセッション!! | シンガポール YOU!遊 ! 友!

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再開!タイプーサムの徒歩プロセッション!!
Thaipusamは、2千年以上にわたって崇拝されてきたタミールの伝統的な守護神であるムルガンへの崇拝を擬人化したものです。
タミール暦の10月であるタイの月(グレゴリオ暦の1月から2月)に行われるこの行事は、シンガポール、マレーシア、モーリシャス、南アフリカ、スリランカ、インドネシア、ミャンマー、さらにはオーストラリアのタミル人ディアスポラによって祝われているようです。

シンガポールでは、そのタイプーサムが本日3年ぶりにフルプロセッションで迎えられました。
行列は2023年2月4日午後11時30分にスリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院からスタート。
早速、日付が5日に変わった0:00ごろ、私はインド人街へ繰り出し、スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院からミルクの入ったポットを担いだ信者が出てくるところを見学。
寺院の中は行列参加待ちの人々のものすごい熱気です。
ただ、残念ながらまだこの時間はカヴァディ(花や仏像のオブジェ、クジャクの羽などで飾られた大きくて重い金属の装飾につながった針を、体、舌、頬にたくさん突き刺した神輿)を担いで歩く人はいません。
それにしても、夜中0時をすぎているというのに、ミルクの入ったツボを担いで歩く人々、またはその家族の子供から年配者まで、押し寄せる波のように次々行進してきます。
 

 

 

ところで、シンガポールの「タイプサム」では
主に男性が、花や仏像のオブジェ、クジャクの羽などで飾られた大きくて重い金属の装飾(カバディ)につながった針を、体、舌、頬にたくさん突き刺し
スリ・スリニヴァサ・ペルマル寺院からスリ・テンダユタパニ寺院まで、決められたルートで約4kmの距離を練り歩きます。
このような苦行によって神様への感謝を表明し、そうすることで願いを神様に届けることができるとされています。(政府観光局Facebookより抜粋)

この苦行の行進、昨夜は見られなかっので、今朝改めてインド人街へGo!。
写真で見るのと実際に見るのでは感じ方が全く違い『凄い!痛そう〜!』という感情より、体に針を刺した神輿を担ぐ信者を実際に目の前で見ると、リスペクトに近いなんだか熱いものが込み上げてきます。

 

 

 

 

タイプサムのお祭りは実際には3日間行われるようですが、信者にとっては、精神的にも肉体的にも数週間前からイベントの準備が始まりまるようです。信者は断食と禁欲によって体を清め、この祭りに備え、一定期間、菜食主義を貫くのが一般的なんだそうです。
痛みも苦しみもなく、神聖な使命を果たすためには、完全に身体が清浄で献身的であることが重要だと言われます。

ところで、タイプーサムに参加している人々はみなさん黄色かオレンジ色の服を着る傾向があります!
なぜなのか?
調べてみると、これは、黄色がムルガン神の好きな色であること、また、黄色は新しい始まり、平和、幸福を連想させるいろでもあり、ある意味ドレスコードのようなものでもあるようです。

 

 

インド人文化に興味のある方は年に1度だけですが、この祭りに合わせてシンガポール来てきてはいかがでしょうか?
写真や動画で見るのとは違い、胸に込み上げる熱い感動が味わえます。