老後について考える
今日はいきなり本の紹介です。
渡辺謙主演で映画化もされたので認知度のそこそこ高い作品だと思います。
一昨年くらいまではこの作家さんの作品好んでよく読んでいたんですが、最近少し飽きてきまして、本屋でまだ未読の文庫本なんかを目にしても「まあなんにも買いたいものがなかったら買うか」レベルになってしまって、少し遠ざかっていました。
こういうことはよくあることで、昔好きだった音楽なんかも今聴くと「重さがない!」なんて聴かなくなったものが多い。飽きっぽい正確なんです。
じゃあそんな飽きっぽいあんたがなぜ一度飽きた作家の作品を手にしたんだ?なんて思われるかもしんないですが、この作品はハードカバーで発売されたときから買うか買わないか迷うほど(挙句買いませんでしたが)迷ったからです。まるで答えになってないですね。
記憶に関する作品が好きなんです。それも徐々に失われていく記憶みたいのが。それに悩んじゃうみたいのが。ほんとに自分なのか?みたいのが。
小川洋子さんの「博士の愛した数式」も好きですし、辻仁成さんの「オキーフの恋人・オズワルドの追憶」なんて鳥肌もんだし、あといろいろあるでしょうが思い付きません。
記憶ってすごい曖昧なもんなんですよね。自分が体験したって記憶があってもそんなものただの妄想かもしれないし、初めて来た場所でも以前来たことがあるような錯覚に陥ることもある。これほど信用ならないものもないのに、これほど信頼されているものもない。ただその信頼している記憶に裏切られたときにはもう何もかもが信じられなくなってしまうんですよね。記憶が否定されるってのはその人の過去そのものが否定されることだからきついですよね。他人もまるで信用ならないし、自分なんてそれ以上に信用ならない。恐ろしいですよね。
この作品の主人公がまさにそんな感じで、記憶が徐々に失われていき、徐々に他人が信用ならなくなり、自分が信用できなくなり、絶望した先に主人公が選んだ道とは?みたいな作品です。ぜひ一読を。
- 明日の記憶 (光文社文庫)/荻原 浩

- ¥650
- Amazon.co.jp
渡辺謙主演で映画化もされたので認知度のそこそこ高い作品だと思います。
一昨年くらいまではこの作家さんの作品好んでよく読んでいたんですが、最近少し飽きてきまして、本屋でまだ未読の文庫本なんかを目にしても「まあなんにも買いたいものがなかったら買うか」レベルになってしまって、少し遠ざかっていました。
こういうことはよくあることで、昔好きだった音楽なんかも今聴くと「重さがない!」なんて聴かなくなったものが多い。飽きっぽい正確なんです。
じゃあそんな飽きっぽいあんたがなぜ一度飽きた作家の作品を手にしたんだ?なんて思われるかもしんないですが、この作品はハードカバーで発売されたときから買うか買わないか迷うほど(挙句買いませんでしたが)迷ったからです。まるで答えになってないですね。
記憶に関する作品が好きなんです。それも徐々に失われていく記憶みたいのが。それに悩んじゃうみたいのが。ほんとに自分なのか?みたいのが。
小川洋子さんの「博士の愛した数式」も好きですし、辻仁成さんの「オキーフの恋人・オズワルドの追憶」なんて鳥肌もんだし、あといろいろあるでしょうが思い付きません。
記憶ってすごい曖昧なもんなんですよね。自分が体験したって記憶があってもそんなものただの妄想かもしれないし、初めて来た場所でも以前来たことがあるような錯覚に陥ることもある。これほど信用ならないものもないのに、これほど信頼されているものもない。ただその信頼している記憶に裏切られたときにはもう何もかもが信じられなくなってしまうんですよね。記憶が否定されるってのはその人の過去そのものが否定されることだからきついですよね。他人もまるで信用ならないし、自分なんてそれ以上に信用ならない。恐ろしいですよね。
この作品の主人公がまさにそんな感じで、記憶が徐々に失われていき、徐々に他人が信用ならなくなり、自分が信用できなくなり、絶望した先に主人公が選んだ道とは?みたいな作品です。ぜひ一読を。