リアル5 | 子猫使いのやすしの日々

リアル5

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 まあ、いい。ぼくに用があるのならまた電話の主は電話してくるだろうし。
 
 お腹も空いてきたことだし、パスタを茹でることにした。そういえばいつからぼくはパスタをスパゲティと言わなくなったのか。そうでもないか、ミートソースはスパゲティだな。
 ぼくはこのパスタを茹でる作業が好きだ。鍋に水をたっぷり入れて、コンロに火を付け、キッチンタイマーを7分30秒にセットする。適量の塩を入れ、水が沸騰したらパスタの束を入れる。こんな単調な作業だけど、どれか一つでも欠けるとおいしいパスタは出来上がらない。茹でる時間が長過ぎても短すぎてもダメだし、水以外ではダメだ。完成された流れなのだ。完成された流れは安心できる。過程と結果が一本に繋がる。
 水が沸騰したから、パスタを入れたところで電話が鳴った。箸でほぐさないと固まりになってしまうから迷ったけど電話に出ることにした。
 「もしもし、あたしだけど分かる?」
 少なくとも彼女ではない。声が完全に男だ。以前仕事をしないかと電話してきた怪しい男だった。
 「前に電話してきた人ですよね?仕事をしないかって」
 「そうそう、よく覚えててくれたわね。嬉しいわ。どうビジネスする気になったかしら?」
 茹でているパスタが気になった。もうほぐさないと固まってしまう。
 「今パスタを茹でているんで、また電話してくれませんか?」
 「またあなたはそんなもの作ってるの。たまにはゆったりしなさいよ。コンビニでお弁当買ったりしてさ」
 勝手なことを言わないで欲しい。ぼくはコンビニ弁当なんて食べたくないからこうやってパスタを茹でているのに。第一、コンビニ弁当なんて食べてたら人間ダメになる。ぼくはまた後で電話して欲しい旨を丁寧に伝え、電話を切りパスタへ走った。どうにかまだ固まってはいなかった。
 キッチンタイマーのアラームを止め、ザルに流し、ミートソースと混ぜ合わせた。
 そこでまた電話が鳴った。後でがこんなに早かったら、あっという間に年を取ってしまう。
 「もしもし、あたしだけど。もう食べ終わったかしら?」
 まだ箸すら付けていない。なんてせっかちなオカマだ。
 「それで、仕事の話しってなんですか?」(続)



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 もうこの話しやめましょうかね。飽きたわwww



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