■好爺ぶりに騙されてはいけない。


もう温家宝のことはいいや・・・と思っていましたが

今日、京都で仕事があり、市内をタクシーで移動していると渋滞。

温家宝入洛ですか・・・。

間が悪いというか2-30分の足止めをくらったのでちと八つ当たり気味に・・。


まず、我が国は礼を尽くして温家宝を迎えました。

いかなる国家の人間であろうと、国家間の儀礼として歓迎の意を表しました。


これは正しい。


いかに相手が非礼であろうとも、我が国は敬意をもって迎えたのです。


そのあたりは西村眞悟先生の言を引用させていただきます。


眞悟の時事通信

http://www.n-shingo.com/cgibin/msgboard/msgboard.cgi?page=279



中国首相の国会での大演説

 本日、午前10時より、衆参両院議員が集まった衆議院本会議場において、中国の温家宝首相の約40分間の演説があった。出席して聴いてきたので、その感想を述べたい。
 温総理の演説原稿が配布されていないので、正確にしゃべった通りをたどることは出来ないが、概略以下の通り構成された演説であった。

 まず、日中の歴史を述べる。
 稲作栽培、養蚕技術、仏教、漢字、絵画、芸術文化など日本にある全ては、中国から移ったものであると述べ、鑑真和上の日本渡航の苦労や、安倍仲麻呂と李白や王維との交際と遣隋使遣唐使の派遣などの日中友好の歴史を回顧した。
 次に、日本の侵略戦争は中国人民に大きな悲劇をもたらしたが、中国人は戦後には仇を忘れて多くの日本人を祖国に帰還させ、置き去りにされた孤児を育てた
 しかし、この日本の中国侵略は、一部の軍国主義者がしたことであり、日本人民は中国人民と共に、日本軍国主義者の被害者なのだと述べ、この歴史の教訓を日本が態度で示すか見守りたいと念を押した


 そのうえで、中国は侵略の被害から立ちあがり努力して世界が注目する発展を遂げてきたが、人口が多くて未だ発展途上国であるから、日中協力が必要である旨を述べた。
 そして、中国は一貫して平和を愛し人民の幸せの為に大いにがんばってきたので、これからも日中友好を促進しようと締め括った。


 演説態度は、堂々としており、やはり中国人だと思うと共に、要所要所で、演説を止め、自ら拍手して、会場の拍手を促す。すると会場から大きな拍手が起る。こういう場面が、演説中、十回以上あった。つまり、我が国衆議院本会議場は、よく映像で観ることがある共産国家の「人民大会堂」的雰囲気を漂わせたのである。
 
 ところで、この時の衆議院本会議場には、日中両国人民のもつ文明・文化の形が見事に現われていた。
 即ち、集まった我が国の衆参議員は、日本人として来日した中国首脳に歓迎の意を表する場と心得ており、この儀式においては歓迎の姿を示すのが礼儀であるから、拍手する場面を探して真実素直に「和」を作り上げようとしていた。
 他方、多数の随員とともに本会議場に入った温首相は、その「和」の雰囲気に乗った上で、堂々とにこやかに実態と正反対のことを得意げに演説していた。ここまで、うそを堂々と言えるということは、中国人の貴重な政治的資質及び才能であると思う。

 日本人は、一つの古語や教訓がある民族に伝わっている時、その教訓通りにその民族が身を処してきた証であると受けとめる。したがって、例えば論語を始めとする四書五経の教えが中国にあるので、中国人は立派だと思いがちである。
 しかし、日本人とは反対の捉え方がある。
 つまり、そういう教えが伝わってきたのは、まさにその教えと正反対の社会であるからだという捉え方である。現実には無いのであるから、せめて書物の世界だけでも在るようにしているに過ぎないと考えれば、中国政治の説明がつくのである。中国の近現代の政治特に共産中国の政治に、仁・義・礼・忠・信などの要素を見つけられるであろうか。これらは、全く無い。したがって、共産中国においてもこれらの教訓が伝えられているのである。これが中国である。


 したがって、温首相が演説の中で、中国の教訓に満ちた古語を引用した時、魯迅の「狂人日記」の最後の一節を思い起こした。即ち、中国では、それらの美しい教訓に満ちた文章の行間には、「人を食う」という文字が書いてある、と魯迅は締め括っていたのである。


 さて、チベットやウイグルを侵略して人民を殺戮しつつ、核ミサイルの増強を続けながら平和を愛すると述べ、尖閣諸島を勝手に中国の領土と主張し、反日教育を続け、我が国の国連常任理事國入りに猛烈に反対しながら日中友好を呼びかける大演説に、拍手はあった。


 しかしこれは、日本人が日本人的に対処しただけであって、これをもって、今までのパターン通り、中日友好で実利がついてくると思うならば、大きな誤算となるであろう。



その儀をもって迎えた我が国に対し、温家宝は何を残したであろうか?


北京五輪に招待、天皇陛下と温家宝首相が会見

http://www.asahi.com/national/update/0412/TKY200704120245.html

(朝日)


まずこの礼を失した言動は、陛下に対して・・という以前に

我が国の儀に対する姿勢が問われます。

これが果たして一国の代表者の態度でしょうか?


それ以上に温家宝は最大の非礼を犯します。

彼は事前に国際外交常識・慣習である権威序列を学んでいるはずです。

つまり故意に以下の不遜な態度を取ったのです。


「全く聞いていなかった」と政府困惑…天皇陛下へ訪中招請

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20070412i213.htm

(読売)


 

 中国の温家宝首相が12日、天皇陛下に2008年北京五輪時の訪中を招請したことについて、日本政府は「全く聞いていなかった」などとして、中国側の意図を測りかねている。

安倍首相は同日夕、「まだ全くそのことについて報告を受けていません。聞いてみようと思います」と記者団に語った。

北京五輪については、中国政府が皇太子ご夫妻の招待を日本政府に非公式に打診したことがある。

外務省幹部は12日、「政府は何も検討していない。事前調整もなく、天皇陛下にこんな話をするのは信じられない」と語った。


まさに外務省は何をしていたのか?という話ですが

当の外務省が白々しい。


■温家宝が残したメッセージ


昨日の国会演説もそうですが言葉に残さない暗黙のメッセージが

今回の来日には含まれています。


まずは創価池田名誉会長との対談。

http://ameblo.jp/disclo/entry-10030645267.html


これは改めて創価を通して中国は我が国国内の随所に

その影響力を浸透させているのだというメッセージであるとともに

安倍首相に対するけん制です。


そして今日入洛において訪れた

京都嵐山の周恩来詩碑。


周恩来詩碑

この碑については以前にも書いたように

我が国の民間団体の善意?で建立されたものです。


しかもこれは我が国各所にある、中国縁の史蹟としては

小さな存在であります。


京都にもこれ以外に日中交流の史蹟は多々あります。


ではなぜこの場所を選んだのか?


以下再掲します。


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その黒幕のひとつである「中国人権研究所」の所属する中国情報部の

我が国への工作活動の対象の一つが、我が国の対中経済関連任意団体である
日本国際貿易促進協会」です。

どんな組織かというと


日中友好団体  南京事件検証する良識派集会に会場貸すなと恫喝
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kokumin-shinbun/H15/1509/1509017threaten.html

(国民新聞)

まぁシナの手先機関なわけです。

理事長からしてハニートラップ状態です。


日本国際貿易促進協会理事長 中田 慶雄

http://www.avis.ne.jp/~nihao/05nakata-yosio.htm

 

3、日本国民自身の課題

 「歴史」問題は「あの大戦を決定し、実行した国の責任者」が内外に与えた大惨事の責任をわれわれ日本国自身が明確にすべき問題である。さらにこれをわが国政府首脳が行動と誠意をもって示すことによってこそアジア諸国民の信頼と尊敬を得ることができる。
 新しい年、戦後60年を、これら課題を前向きに解決し、日中関係が平和と善隣友好の大道に向かい、政治・経済・国民感情ともに発展する年としたい。
 

「国際貿易」(05年新年号)より


ちなみにこの国際貿易促進協会っていうのは中国の工作機関です。

というより、目的を知らずに経済界の名士が名を連ねたりする

・・・知らぬうちに中国の利益に加担させられる、という組織です。


ちなみにハニートラップで政治信念を捻じ曲げた故橋本龍太郎元総理が会長をされていました。

そういえば今の会長は

河野洋平衆院議長

でした^^


でこの団体はこんなことしています。


周恩来総理記念詩碑建立委 雨中嵐山委員会

http://www.japitkyoto.jp/zhouenlai.html


ペンキ事件なんかありまして、中曽根さんとか橋本さんがシナに謝罪しています。

なぜ謝る必要があるのかと。我が国の善意で作ったもんなんでしょ?

でもね・・・

知っている人はわかるでしょうが・・


あんな辺鄙なところに周恩来の碑があるなんか・・・

右翼は知りません。

「周恩来」関係イベントは・・・創価の専売特許

なんですけど。


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でその周恩来詩碑ペンキ事件なんですが

それなりに捜査決着をつけた形なんですが

あれは政治的背景のある事件です。


あの事件をきっかけに、対中ODAなんかに対して起こっていた批判が

一旦収束しかけたのであります。


それどころか首相謝罪をきっかけに対中支援が一時増大したのです。


そのシナ恫喝の記念碑なんです。周恩来詩碑というのは。

それどころか我が国経済界の媚中の権化といえます。


そんなところを訪れるというのは

我が国に対する暗黙のメッセージであると思わざるをえません。


そして

立命館大学学生との交流。


なぜタイトな日程にこんなデモンストレーションを入れたのか?


立命館大学についてはこれも再掲します。


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隠れ思想テロリストに警戒せよ

http://ameblo.jp/disclo/entry-10026653315.html



特定失踪者、出身校同じケースが15件

http://nyt.trycomp.com/modules/news/article.php?storyid=5931

(電脳補完録さん)


拉致事件に日教組及び北の工作員が連動して加担していたのは

間違いありません。


また日教組だけでなく、学校自治会・勝手教職員組織が

拉致に関係しています。


特に電脳さんで紹介されている「立命館大学」などは

学校そのものが極左組織に牛耳られています。



特定失踪者問題調査会 http://www.chosa-kai.jp

上記の調査会ニュースでは触れられていませんが、ケース15の大学は立命館大学。立命館には、1971年、スパイとして韓国国家保安法違反容疑でKCIAに逮捕され(学園浸透スパイ事件)、政治犯として19年間を獄中で過ごした徐勝氏(土井たかこ氏や菅直人氏らが釈放要求署名。例の辛光洙署名のもの)が、立命館大学コリア研究センター長、法学部教授として在籍。氏は72年11月に開かれた韓国での第2審で、 北朝鮮に2度渡って労働党員になったことや、長兄に誘われてスパイ団に 入ったことを認めている。こういう人を受け入れる素地が、この失踪者の多さに繋がっている可能性はあるのではないか。


立命館国際平和ミュージアムなどはその象徴と言えるでしょう。


国際平和ミュージアム

ここで毎年「戦争と平和展」なる反日喧伝イベントが行われています。

すでに「捏造」と否定されたキャプションの異なる写真を多数展示し

一部では常設化しています。


この大学は学校ごと極左体質であるのは有名ですが

北の工作員がうようよと蠢いていたのは事実です。

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立命館国際平和ミュージアムという

反日喧伝施設を、シナはいたくお気に入りだそうです。


立命館大学に巣食う媚中媚半島学生;教員組織は

シナの我が国に対する歴史恫喝の先兵なのです。

単なる親睦野球などではありません。

立命温家宝

つまり

温家宝来日は最初から最後まで

歴史認識とやらの念押しの旅であったわけです。


それだけ中国は我が国国内で巻き起こる

歴史再考の機運に危機感を感じているのでしょう。


なぜなら

中共が存在できる根底には

「日本侵略からの解放者」

というねつ造された存在価値しかないからです。


中国国民に対し何らかの恩恵を与えたと訴えられるのは

それぐらいの事しかなかったともいえます。


で今回の温家宝来日に対する各議員の談話が面白い。


非常にわかりやすい一覧です。


温首相演説に“百家争鳴”…与野党議員が談話

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/politicsit/47498/

(News Iza)


中川秀直自民党幹事長

「対日関係重視の決意がひしひしと伝わる歴史的な演説だ。孫文や周恩来の日本人との親交に触れたことは意義深い。終戦時の中国人民の恨みを超えた人道精神を強調したことも中国指導部の歴史問題への姿勢を示すものだ。日本が国際社会で大きな役割を果たすことを望むとも述べた。まさに氷がとけた旅じゃないか」


二階俊博自民党国対委員長

「日中の良い関係を持続していく跳躍台にしたいという気持ちが表れた歴史的な演説だ。ほとばしるような情熱があった。立ち見が出るほど超満員で温首相も何度も手を振って応えた。ああいうことが一歩一歩氷をとかすのではないか。『歴史問題を忘れないでください』というのは当然で、われわれは忘れてはならない。凝り固まった考えではいつまでも交わることはない」


加藤紘一元自民党幹事長

「注意深くピシッと歴史問題を話したな。先の戦争は侵略行為だという認識を述べ、それは一部の軍国主義指導者によるものだったと。ある意味では安倍晋三首相が就任前に語っていた歴史観と正反対のことを遠慮なく述べた。今の安倍首相は方針変更してだいぶ良くなったが、まだ固まっていないので念を入れた感じだ。練りに練った演説だ」


山崎拓元自民党副総裁

「名前のとおり温かい論調で『風は吹けども山は動かず』と述べた。過去に不幸な歴史があったが、子々孫々にわたる日中友好は山のごとく動かないという趣旨だ。村山談話を引用し、『行動で示せ』と言ったことは、靖国問題への中国の考え方を示したと受け止めるべきだ」


太田昭宏公明党代表

「中国の基本的な考え方を率直に表現され、日中関係が極めて重要であることを日中両国民に訴えた良い演説だ。歴史問題では恨みではなく戦後の日本の営みを評価し、未来志向を打ち出した」


鳩山由紀夫民主党幹事長

「日中関係がよりよい方向に進んでいくことが期待できる。歴史問題でかなり長い話をし、実際の行動を求めたことを政府はきちんと受け止める度量を持つべきだ」


古屋圭司衆院議員(自民)

「国会演説で演説原稿が配られないのは異例だ。一部を読み飛ばしたのも意図的ではないか。軍事費を毎年増やし、人工衛星を打ち落としながら、発展途上国だから援助しろとはあまりにご都合主義だ」


萩生田光一衆院議員(自民)「互恵関係と言うならばもう少しバランスよく発言すべきだ。少し恩着せがましい感じがしたね」


稲田朋美衆院議員(自民)

「『実際の行動で示せ』と靖国参拝自粛を求めたところで、みんなが拍手するのはおかしい。遺憾だ」


長島昭久衆院議員(民主)

「日本の文化の源流はわれわれにあり、不幸な出来事では中国が度量を示したと印象づけるのが狙いか。でも大国外交の風格はあった。わが国はこのままでは絶対勝てない。全身を緊張させオール・ジャパンで臨まなかったら勝ち抜くことは難しいと感じたね」


渡辺周衆院議員(民主)

「日本の発展は中国文化から始まり、長い友好の歴史は日本のせいで悪くなったと言外に言いたかったのではないか。穏やかながら中国の従来の主張が随所に織り込まれ、今も変わらぬ中国の強固な意思を感じた」


中川昭一自民党政調会長

「実務的で外交交渉みたいだな…」


丹羽雄哉自民党総務会長

「日中友好に配慮しながらも牽制(けんせい)球を随所にちりばめていた」


町村信孝元外相

「東シナ海の問題など懸案を1つ2つ前進させなければ、真の日中友好ではない」


というわけで今回の来日は

温家宝が好きな事して好きなこと言って

帰って行ったってことですかね。


ただ見せかけの友好イベントには成功したわけで

我が国にとっても何のメリットもなかったというわけではありません。


ところで温家宝国会演説時の国会前では



法輪講

こんな歓迎も。

阿比留瑠比さんより

http://abirur.iza.ne.jp/blog/entry/150479/


結局、温家宝が戦時の我が国の残酷性を問うたところで

何の説得力もないわけで

国会演説で、くだらない箇所に拍手を贈った議員には

↓を見ろと言いたい。


シナ拷問

http://photo.minghui.org/photo/images/persecution_evidence/E_wuju_300_1.htm



というわけで

温家宝渋滞に巻き込まれて不機嫌な一日でした。