■米が右往左往なんだが、我が国の顔は立てている?
BDA北資金の凍結解除宣言で米の弱腰が批判されておりますが
早速北も墓穴を掘っています。
とにかく凍結解除となれば、その時はまた狡猾に対応しようとしていたのでしょう。
ところがスムーズにいかなかった。
目の前に人参ぶら下げれれていらぬ動きをしてきたのは北。
今回も早速焦った動きをしています。
北朝鮮が核施設停止の30日間延期を要求、米訪朝団
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200704110024.html
(CNN)
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そもそも、あまり問題視されないのですが
米があれだけ避けていた米朝二国間協議を
昨年のベルリン協議で受け入れた背景です。
米が二国間協議を受け入れたのは
米国内問題、議会問題・イラン問題の関係で
対北処理を進め、なにがしかの結果を出すことを迫られたということもあるでしょう。
ただし、なぜ二国間協議を避けてきたのか・・という本質が忘れ去られています。
二国間協議はある種、秘密協議となってしまい、
どんなカードが飛び出すかわからないやりとりが行われるので
基本方針に影響を受ける懸念があるのです。
秘密協議となれば、合同協議で出せないカードも切れることになります。
だからこういった交渉では二国間協議を避けるのです。
六カ国協議で露呈したもの
http://ameblo.jp/disclo/entry-10025861105.html
とにかく北の国際諜報能力をなめてはいけません。
本来米国務省は対北制裁スキムを構築した当事者であり、
対北対応変換には不本意な立場です。
北への違法資金返還は誤り―金融制裁立案の元米高官が批判
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/070406-090106.html
(世界日報)
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世界日報だろ・・って突っ込まないでいただきたいのですが
こと北情勢については普通のパイプじゃないので
他紙よりわかりやすい。というか正確。
ただし、このデービッド・アッシャー元国務省北朝鮮作業班調整官は
現在の情報から遮断されている立場です。
とにかくベルリン協議から大きく動いたのは確かです。
で注目すべき点はここから。
■対北制裁延長決定と米凍結解除宣言のドンピシャタイミング
政府、北朝鮮への制裁を半年延長
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20070410AT3S1000E10042007.html
(日経)
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これ、一歩間違えば、国民の政府不信に繋がった事態です。
つまり万景峰号入港禁止措置などが今月の13日に解除されてしまうところだったのです。
もし、六カ国合意がスムーズに履行され、北朝鮮が逆切れしなければ
(BDA凍結解除がすんなりいかないもんで、合意履行を反故にしようとしたりした)
わが国も制裁を延長することが難しかったのです。
これ少なくとも米国の対北誘導の結果だと思います。
BDAの技術的な凍結解除が即座に履行されないことなど
アメリカは計算できたはずです。
しかもアメリカのBDAの資金凍結解除宣言は
我が国の制裁延長閣議決定直後です。
これは一応かもしれませんが顔を立てています。
アメリカがベルリンでどんなカードを突きつけられたかはわかりません。
ところで世界日報の対談でデービッド・アッシャー氏はこう言っています。
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どう解釈するんでしょ。
いろいろと複雑な背景があるようで
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握手しながら蹴飛ばす人たち
http://my.shadow-city.jp/?eid=403216
(ネットゲリラさん)