「普通」という言葉の武器からの解放 | 情弱ビジネス撲滅ノート(悪質自己啓発・騙しの啓発・スピリチャル・コーチング)

幼少期の子たちは、苦しさを言葉で説明することが難しく、気持ちを適切に表現できないがために、暴れたり、他の子を傷つけたり、自分のことを苦しめたりする。
それは「悪い子」というレッテルを貼りただ行動を抑えるのではなくて、
「嫌だったんだね」「もっと遊びたかったんだね」と
理解し、代弁し、気持ちを表出できるようサポートしつつも寄り添うことが大切だ。

早期発見、早期支援したほうが予後が良いのは
これら日常のサポートで、子どもの心が安定するから。
だけど、その子どものサポートの中で
取り残されている親たちがいることも知らなければならない。

発達の凸凹は単なる脳の特性であり、
誰ひとり同じ形はないのだけど、家族性とも言われていて、親子で顔が似るように
脳の機能も似ていたりするのだ。

「私の時には、こんな制度はなかった。もしあったら私も何らかの支援を受けられていただろう」と、保護者からの、このような発言を度々聞くことがあり、

実は私も心から同意できる発言なのだ。

「私にはしてもらえなかったのに」「私のせいかもしれない」と感じてしまう親の方がケアが必要ではないか。

親たちの時代には、児童精神医学がここまで発展していなかったため、自閉症か知的障害か否かで
サポート体制も脆弱だった。

幼稚園、保育園、学校に行っている間に、
誰にも気づかれずに、助けも求められずに、
「普通のふり」をして頑張ってきてしまっていて、
自分はみんなと違う「素敵な感覚器」を持っていることを知らないまま、
「普通でいること」を求められて頑張ってきた人達。

子どもの発達凸凹を目の当たりにし、
自分の幼少期と照らし合わせながら、
「子どもは普通に育てなくちゃ」と奮闘している親たちは
自分は受けられるべくサポートが受けられていないのに、
子どもには自分が受けられないサポートをしなければならないことは、本当は苦しいに違いないのだ。

育てにくさのある子を子育てをしつつ、自分自身をも癒していくことは自分一人の力では無理がある。

そこに、虐待、不登校、虐められ、引きこもり、
抑うつ、自傷他害などの精神症状が現れることを防ぐためには、

行政や専門家の力を借りつつ、子どもも自分も癒せる場が必要だ。

親御さんにも、大人の発達障害や、グレーゾーン(虹色)の人がHSPなどという曖昧な状況で、
今辛い状況になっているという現状があるんだな。

私の場合も、
母亡くして、施設で育ち、実家でも暴力で支配された世界で、家庭内の当たり前が支配と暴力で溢れていた私の幼少期。それでいて発達凸凹で、落ち着きのない子で、そりゃー昔の親は暴力で私を押さえつけようとするよね。
小学校では忘れ物の女王と言われて、勉強も全くできずに、友達もいない凸凹の私だった(笑)。

大人はみんなと合わせるのが当たり前で正しい。などと言い、強い正義感で同じことができない子を
「なんであなただけそうなの?反省しなさい。」
と、人前で叱りつける。
先生と一緒になって、多数派の子達も、
あの子おかしいよね。馬鹿だよね、と鼻で笑う。

先生も、多数派の子たちも、本当は大切な個性があり、
同調圧力の中、成長過程で気づかないように封印して生きてきたのかもしれない。

私自身も発達凸凹の上、特殊な環境で育ち、
悲しみや怒りや無気力などを抱えつつも
痛みや傷を抱えつつ乗り越えて育ったからこその
今現在の理解がある。

一方で、周囲から何不自由のないサポートを受け、
過剰な期待をされて、本当の自分を認められずに
本当の自分を封印して頑張った子が、
少数派の子のことを「普通」「正しい」という武器を使い、傷つける場を何度も見てきた。

療育をしながらの私の中の矛盾は、
『変えるのは少数派ではなく、多数派の意識の方なんだ』と思うんだ。

だからこそ、多数派のひとりひとりが、自分の中の少数派な部分を見つけて、そこを認め伸ばしていくことで、個性となり自信がつき他人を認められる心の余裕ができるのだ。