先日ランクル100の吸気絞り系統異常のブログ記事を書きましたが
多くの方々からご自分の修理とか症状について情報が寄せられたので
書いていきます
以前から相談を受けていた遠方のお客様方からも
その後の状況を教えていただきました
まず、結論からですがココを直せばという所はございません
それぞれの車両により問題点が違っておりました
エラーの検出について直接的な検出部が無いためです
症状が起きているのであれば
ランクルに対して寛大な接し方が必要になるものでしょう
そのままでは車検時にはパスしませんがエンジンには問題はありません
ガソリン車のスロットルとは全くの別物なのでどうでも良い訳です
当社でも改造したエンジンの車両はインタークーラーのパイピングから
インマニに回るインテークパイプは余計な物を取り除いた車両も
ずっと昔にはありましたが全く正常に動いています
またランクル80には付いておりませんので
エンジン停止時の振動の軽減という余計なシステムを持っているばかりに
走行距離が増えると発生してしまう不良箇所です
ほとんどの多くはエアコンを切った状態でエンジンのオン・オフを行えば
チェックランプは点灯しておりません
肝心の寄せられた情報を書き出してみます
①VSVの異常が発見されたので交換すると直った
②ベンチェリーASSYを交換する事で弁が確実に閉じるようになり直った
③センターパネル(エアコン操作部・基板など装置込み)を交換して
ずっと悩まされていたチェックランプが付かないようになり2年になる
①は動作の基本なのでVSVも壊れる時もあるということ
②はアクチュエーターの動きが負圧で動かなくなりシャッターが閉じなくなる
シャッターの開度検出はシステム的に付いていないので
アイドルアップ時の少しのインマニ内圧力からエラーと判断していると想像される
③これは機械的なトラブルでは無く電気的な回り込みなのか何かの問題で
ECUでのエラー検出となっていたと思われる
アイドルアップの問題では無くエアコンのスイッチという電気的な問題も
あるかも知れないとお客様と話しをする事もあるけれど
繋がりはまったく見えずに単なる状況だけのことでパネルを交換するまでとは
至りませんでしたが、今回は同じ悩みを抱えていたお客様が交換されて
先日までの2年間まったく点灯していないとの事です
上記のことからこれは不良箇所の関連性は考えにくく
車両によりそれぞれに違うということになります
最大の対策はメーカーの何らかの対策しかありません
メーカーからすると古い車両となるのでそれも期待は出来ませんから
それぞれに原因を突き止めて対処していくしかないでしょう
別々の部位が問題点として出ている関係上
1台ですべてを段階的に修理していかないとならない可能性はあります
まずはエアコンをオフにしてエンジンの停止・始動を行えば
大きな確率で点灯しなくなります
圧力センサーの電圧値を落としてやることでも対応出来るように思いますが
それに関してはちょうどお預かりした100のチェックランプが点灯しています
35万キロほどの走行距離で同じような状態となっていそうです
異常を消去すればエアコンオフならチェックランプは点灯しません
この車両でECUのアイドリング回転によるインマニ圧の数値の比較と
eマネージでアクセル開度0%時の該当回転数で変換することで
アイドルアップを読み取らせないように電圧を調整してみようと考えています
それでも原因が③の場合はどうしようもありません
ですので修理方法を教えてくださいと多くメールは頂いてはおりますが
車両を送って頂ければ対処できるとは思いますが
診ても無い車両の答えを出せる魔法は持ち合わせておりません
まずは今入庫中の100に上記のデータと対策を施して
様子を見ることで何か発見があるかも知れません
これからの時期はエアコンを常にオンしていると思われますので
どんなに変化するのかしないのか非常に楽しみであります
対策時とその先のお客様使用時の結果について
またブログ記事にする予定です
今の状況で個別のお問い合わせには答えられませんので
ご理解の程宜しくお願い致します