車台番号で手配しておいたアウタシャフトフランジのスプラインを確認
基本的にこのパーツはOH時には交換している
さすがに新品ならバックラッシュも少ないだろうと予測させるほどのカタチをしていた
バックラッシュの量を確認しようとドライブシャフトに差し込んでみると
さすが、ガタは一気に少なくなった
何気なく見ているとスナップリングの溝が出ていないことに気がつく
何度押しても出てこないのでこれは変だなとなる
アウタシャフトフランジの品番は2種類はあるはずで
違いはABSの有無ぐらいだろうとしか思っていなかったけれど
今回は車台番号から調べていたので気になり違いを追求してみることにした
まずは並べて比較してみる
山の高い方は内側の形状が違うのだろうと勝手に思っていた
しかしナックルケースもハブも品番は同じ物
冷静に考えるとハブベアリングのロックナットまでは
どんなハチマルも違いは感じていないのだ
だったら何が違うのかとなり
フランジを裏返しにしてみた
するとここで形状が同じなことに今さらながら気がついた
交換時には通常は車台番号で購入するので違いを考える必要はないからだ
再び表に返して中を覗いてみた
まずは合わなかった新品
次に装着されていたフランジ
やっとここで気がついた
スプライン幅が違っている
旧タイプは約20mm
新タイプは約30mmと1.5倍伸びていた
ドライブシャフトの品番を調べるとこちらにも長さの表記があった
条件無効で検索するとH6年の4月からドライブシャフトが長くなり
このフランジも厚くなっていた
今ではH6年の4月以前のドライブシャフトを注文しても
それ以降の長いシャフトに変わりフランジも交換部品として表示される
今後は薄いアウタシャフトフランジは在庫あるだけかも知れない可能性もある
このフランジのスプラインは手ではしっかりと手応えがあり空回りしないけれど
ランクル80の車重を動かす際には空転して車が動かなくなるトラブル
そんなトラブルなのかどうかは分からないけれど
大きなマイナーチャンジ時期では無い時に変更されている
知らない間にされたバージョンアップだったのだ
特に気にしなかったので今まで知らなかったけれど
こんな事はまだまだあるのだろうと思うと
パーツの品番違いでさえもなんだか楽しく思えてきたのでした