本日も遠くからお客様が来て下さり
平成最後の大晦日をフルにチューニング作業で一日を過ごせ
なおかつ満足してもらえる内容で完成したので
本当に満足出来る一年の締めくくりの日となりました
また、関東から帰省中のランクル77のお客様が
当社への少しの時間の為に途中でわざわざ四国に立ち寄っていただく
お客様からは前日５８万キロを達成しましたとメールが届いていた
それぞれの車により性能を上げるチューニングをしたり
純正の状態を長くキープ出来るようなメンテナンスをしたり
改めて惚れ込むように全塗装をしたりと
お客様の気持ちを汲みつつ
車という機械と向き合う一年
ずっとこんな仕事が続けられることが
やり甲斐とか楽しみとかを生み出す事になる
今年の後半は今まで欲しかったものをカタチにしようと決めた
それはランクル８０の２～３インチアップ程度のサスペンションの仕様で
なかなか自分で満足する足まわりが出来ないのが悔しかった
足りないのはコイルスプリング
オーリンズやオーダーしたビルシュタインに組み合わせると
完璧と言いたいのだけれど
２０年ほど前にあった日清紡時代の初期の２インチサスのように
しっくりとくる乗り味とならない
最高と言われているスプリングも純正ショックを使用するのが前提なので
伸び側の減衰力が強く、初期の減衰力もしっかりと出ている
高性能ショックと組み合わせても満足は出来ない
舗装路をアクセルを踏んで走れるランクル８０は実に楽しい
攻めて走れるマシンで安全運転をすると余裕も生まれるし
スピードは低くても一体感があるのでイメージトレーニングが出来る
そんな想いを叶えてくれるサスペンション設計のプロの人に出会い
ランクル８０の気に入らない動きと気に入る動きを伝え
さらに各スプリングの感想を伝えるとつじつまが合わないとのことで
手持ちの各メーカーのスプリングを検証する為に送りバネレートを測定
すると意外な結果というか今まで思っていたバネの強さは
まったく違っていたことが判明する
設計する人は私の見解が変だなと感じていたことになり
バネの強さは見抜かれていたようだった
そんな過程があり既製品でほぼいつでも購入出来るオーリンズを使用して
最高にマッチするサスペンションを製作してもらう事にした
一番肝心のバネレートは他には無いレートと巻き方で
図面も完成してバネに塗装するロゴや品番も決め
塗装工程やカラーなども決定
今は工場での製作を待っている状態
今さらランクル８０のサスペンション？ となるかも知れないけれど
１００％満足出来る足まわりを作らないと次には進めないし
大きなやり残し感をずっと引きずったままの人生も嫌だ
私個人が満足する走りと言う限定的なものではあるけれど
自分の中で日本一だと言えるランクル８０のサスペンションが欲しい
売れようが売れなかろうがそんなものは関係なく
自分の作品、ランクル８０としての作品を残したい
信頼していただいて相談を受けたお客様に自信を持って
最高だと言える足まわりを作りたい
自分でもそんなランクル８０を乗りたいし
お客様にも味わってもらいたい
今年の最後をこのようなカタチで締めくくられて感無量
長年探していたものが手に入るような楽しみいっぱいの気持ちで
本日の大晦日となっています
今年一年当社にご来店いただいたお客様
メールや電話で相談をいただいたり
体調などを心配して下さった方々
当社の仕事を支えてくれた多くの関連会社の方々
本当にありがとうございました
すべての方々に感謝いたします
皆さまが希望が持てる２０１９年となりますように
健康で躍進出来る一年となりますように
心よりお祈り申し上げます