H4年式のLJ78プラドのエンジンがかからないトラブル

2L-TEの130サーフから1KZの78プラドまで

色んなパターンがあるので原因を見極める必要がある

  

トラブル初日はエンジンはかかるけれど突然停止

しかし再スタートすればエンジンはかかる

でもまた止まるが再スタートは可能

  

トラブルから3日目に預かることになったのだけど

翌日からすでに一度もエンジンはかからなくなってしまった

  

まず、メーターパネル内のチェックランプがIGオンでも点灯しない

   

    

  

これではエンジン始動はしないと思われるので

まずはECUを取り外してよくあるトラブルの基盤の状態をチェック 

すると異常な点は無くECUは大丈夫そうに見える

  

身近に2L-TE用の中古品があったので借りてきてセットしてみても

チェックランプは点灯しないしエンジンも始動しない

  

次はメインリレーとスピルバルブリレーだけれど

チェックランプが光らないとなればリレーはメインリレーとなるだろう

  

リレーロケーション図によれば

エンジンルーム側はスピルバルブでフェンダー内側がメインリレーとなっている

ここでは錆びている方がスピルバルブで奥側がメインリレー

  

    

 

エンジンが停止したり始動しなかったりする際にカチカチカチという音が

どこからともなく聞こえてきていたようだったので

予備のリレーに交換するけれど始動どころかチェックランプが点灯しない

  

リレー交換の際に気になったのはリレーの頭が錆びている

かなり古そうだとみるか、水が常に流れてきているとも考えられる

  

しかしエンジンルーム側だからスピルバルブリレーだと思い込んでいたので

そのリレーのカプラーに水分があったけれど

あまり深く追求せずに作業を進めた

  

   

 

配線図をもとに点検すべき場所を確認していく

    

  

   

     

ECUのハーネス部からIGオンでの電源確認を最初に行う

数カ所該当するハーネスがあるので確認していく

  

    

 

するとメインリレーからの電源のみ入力されていないことが判明

なので再度メインリレーを予備の物に交換して電源確認をするけれど

変化は無くECUには12Vが来ていない状態

  

メインリレーのスイッチオンの信号にあたるECUからの出力は

しっかりとIGオンで12Vが出ているのも確認

   

リレーからECUまでのハーネスの断線の可能性もあるので

まずはエンジンルーム内のリレーの入出力確認から点検する事にする

   

    続く