突然エンジンがかからなくなった185サーフ

点検出来るだけ取り外したので電源からチェック

 

    

  

IGオンで来ているはずの端子に12Vが来ていない

通常はECUに差し込んで点検

分かりやすくするために取り外して撮影

 

   

  

IGオンでインパネも付くし他のIGヒューズからの12Vは供給されているし常時の12Vも来ている

12Vが来ていないのは電気図面によるとEGRメインリレーを通過するものだけで

ECUへの一部分のIG12Vやエンジンルームダイアグにも12Vは通っていない

  

そこでEGRリレーを抜いて単品テストを実施

 

   

 

単品テストでは動くのだけど差し直しても電源は供給されていないので

スピルバルブのリレーを拝借してエンジンルームにセットしてみようと考える

スプルバルブリレーは同じモノでなければエンジンは始動しないけれど

ECUへの電源供給には関係は無い

  

   

  

間違わないように印を付けてセットすると

見事にECUに電源が来るようになった

  

   

 

その後何回も交換を繰り返したけれど

元々のEGRリレーの際は12Vは来ない

  

単品テストでは動いているので

完全な原因の裏付けは取れない状態

  

なのでECUも取り外して確認することにした

  

     

  

基板の中も確認

 

   

 

いつも問題発生時に起こるコンデンサの液漏れやスパークして焼けた場所は見当たらない

それでも原因が100%裏付け出来てない以上このままの修理完了はあり得ない

 

いつもお世話になっているキャニーエクイップさんにこの機会に送って

どんなメニューになるのかはお任せしてとりあえず症状を伝えて点検をお願いすることにした

  

当社で見る限りは問題無かったけど1箇所問題点があったとの事で現物修理リフレッシュをお願いした

修理電解コンデンサ7箇所・ダイオード1箇所の交換と

漏出電解液清掃・断線補修1箇所・メッキ処理・防湿絶縁コーティングなどを実施してもらい

全くの不動車になる前や突如出るトラブルへの対策となった

  

荷物が届いて取り付けると問題無くIG12Vは供給されている

最初に問題があったEGRとスピルバルブリレーは78プラドの時代とは違って

価格も思いっきり安くなっているので2箇所とも新品に交換してエラーを防ぐ

  

これで安心して当分乗る事が出来るはず

年式も走行距離も乗用車と比較するとH10年でさえ旧車となるので

最適と思われるであろう処置で乗り切って

余分な出費を押さえて肝心な修理費などに有効に使いたいことです