異音がするキッカケは噴射ポンプのオーバーホールということで
まずは噴射ポンプを確認する
きちんとしたデンソーディーラーでの仕事だと刻印で判明
ならこの凄い音は一体何だろうとなる
とにかくお客様がビックリするのは当然のことでエンジンを始動したとたん
カリカリと言うよりもカンカンカンと大きなノッキング音が響き渡る
とりあえず噴射ポンプの取付位置を確認すると
目安でもある印から大幅に離れている
70系は位置合わせ部が直接見えないのでポンプ本体の取付位置で見てみる
まずは奥側の位置、かなり早くなっている
当たり前だけど手前側も大きく段差が出来るほど上がっている
ちなみにランクル80の1HD-FTでは後部マウントボルトが2本となっており
ボルトとプレートの問題でここまでの角度にはならない
まず、噴射ポンプのナットを緩めてデスビヘッド下のボルトを取り外してもまったく動こうとしない
動きが悪いのはインジェクションパイプの問題だと思うので
インテークパイプを取りインジェクションパイプを6本全部取り外して
想定外の異常にも備えることにした
屋外で作業をしていたのですぐにキャップをして長期戦覚悟で作業開始
これで楽勝と考えていたのだけど
限界まで進めることは出来るけれど
最初の状態からはまったく遅くなる方向には動かない
タイミングを進める方向には軽く進み
遅くする方向に回すと手に振動がありそこでストップする
ガツっと当たるような手応えで止まるので何かが当たっているのか
噴射ポンプ下を確認していく
プレートが新しくなっている事に注目
この辺に問題がありそうだと考えた
続く