3Bエンジン搭載のランクルBJ73は今年で22歳
今回のメンテナンスメニューにはフロントアクスルのオーバーホールもある
ナックルケースを見ればグリスとオイルと汚れで、まるで鍾乳石のように作られていた
ココまで来たらオーバーホールするしか手はない
よく聞くことがあるがナックルケースの上にあるメクラをハズしてグリスを入れるとか
何の意味があるのだろう? グリスは消えるはずがない
無くなるのはドライブシャフトを通じてデフオイル無いに混ざるか、逆にデフオイルが侵入しケース内の
ナックルグリスが溶けてオイルと共に下に落下して無くなる
そうなればグリスの量を入れ足せば良いと言うものではない
デフオイルに混ざるグリスの量やオイルが減ってそうな変化を見逃さずに判断する
異常となれば迷わずにオーバーホール、それしか正常に戻すことは出来ない
グリスのみを追加するのは一時しのぎしかならない
スピンドルを取り、このナックルケースの中を見た
予想通りほとんどグリスは無い
下の方はデフオイルも流れ込みオイル分はありそうだ
ケースを取りナックルベアリングを見た
グリスは無く、オイルにも浸からない上側のベアリングは錆びていた
あれれ・・・ と思っていたら中を見て改めてビックリ
そういえば、ナックルケースをバラす途中で水が出てきた・・
とりあえずグリスを追加するよりも、状況を把握するためにもオーバーオールが正解です