学生のころ読んでいまだにスカッとしないエンディングが気になっている主人公が、たまたま見たHPに掲載されていた同作のコメントに感動してコンタクトをとる。。。
今の世の中なら、SNSでつながることはあっても、ブログでつながるケースが少ないかもしれません。
しかし、2009年に上梓された本作の時代からして、このようなストーリーが紡ぎだされたのだと思います。
ストーリー全体の骨子としては、純愛モノといえるかもしれません。
どうしても彼女に会いたくなった主人公と、どうしても会えない問題を抱える彼女。お互いを理解しようとする気持ち、そしてねたむ気持ちのせめぎあい。
とても人間臭くて、そして二人とも応援したくなる気持ちはどこから来るんだろう?
ページ数が少ないので、一気に読み進めることができます。
読んだ後は、少し見方が変わった自分がいるかもです。
出版社:新潮社
ISBN :978-4101276311
価格 :520(税込)