発光病という不治の病に侵された少女と同じクラスになったことから偶然交流を持つようになった少年との物語。
「夜月の光に当たると体が光る。しかも、死期が近づくと強く光るようになるって、なんてファンタジーなんだろう!」ってそんな余裕はないわけですが、少女の死ぬまでしたいことを、文句も言いながら(?)代理で実現していく少年が何て健気なんだろう。。。
生と死の間で揺れ動く二人の感情が淡々と語られていく文体の方が自分は好きですが、本作の演出では、いかにも若者らしい言動・行動満載、少年のチョッと達観したような思考と行動は、度が行き過ぎている気がしました。
最後にボイスレコーダーに記録されていた少女の遺言。
高校生には、まだ早いかなー。
出版社: KADOKAWA
ISBN : 978-4048926751
価格 :715(税込)