感染者がいない町アルカディアを目指しアリスはアラスカへと向かうもののそこには町は無いことがわかる。そんな折、落胆するアリスの前に現れたのは、以前アリスが逃がしたクレアという女性であった。アリスは、謎の機械で記憶喪失となったクレアを飛行機に乗せアメリカを縦断すると、ロサンゼルスで刑務所に立てこもる人々を発見する。

ストーリー序盤から、クレアは謎の注射で超人的な能力を失ってしまい「なんてことだー!」と思うはずが、クレアは逆に人間として生きられるとして喜んじゃいます。この後のクレアの行動は人間的な行動が目立つように見えるのはこの伏線が大きく影響しています。しかし、実際、その後のアンデッドや悪者ウェスカーとの戦いは、観ていて物足りなく感じた。

この手の映画は、作品重ねる毎に、とにかく派手さを追求しないと観客の期待に応えられないジレンマがあります。そういった意味で、冒頭のクレア一般人になってしまう事件は、エスカレートするアリスの超人的能力をリセットする意味も込められているようだが、やはり本作の主人公が一番目立たないとダメだなとしみじみ。
本作では、クレア&クリスの兄弟(大体、この二人が兄弟で偶然遭遇なんてありえなさすぎ)の方が、良い味出してるじゃん。

次回作ありそうな予感がプンプンする作品。
でも、もうこの辺にしておいた方が良いかもしれません。