今日は旅の折り返しの5日目だが予定はただ1つ、エレファントトレッキングに行くこと。延泊したので時間に余裕が出来たのだが、本やサイトを見てみても、サムイ島の楽しみ方はただ何もしない幸せを味わうこととあるので、その通り予定は詰め込み過ぎず、少しのんびりすることにした。
優雅な朝ごはんを食べた後はホステルのrelax roofで少しゴロゴロした。そろそろ行くかーと腰を上げたタイミングで、昨日行動を共にしたルームメイトが出かけるところだったので、エレファントトレッキングに行くついでに送ってあげることにした。申し出を受ける代わりに、彼女は電話でエレファントトレッキングの時間や料金を聞いてくれた。
彼女の目的地までは30分ほどで着き、降ろした後はエレファントトレッキングのあるサファリパークに向かっていたのだが、その間ノーヘルだった。
もちろんノーヘルだと捕まるはずなのだが、島で走っているバイクの半分はヘルメットを着けておらず、警察も数回しか見かけない無法地帯だった。
しかしサファリパークに向かう道中、すれ違うバイク達に何かわからないが違和感を持っていた。そのうち、欧米系のおじいさんライダーがすれ違いざまにクラクションを鳴らし、頭をトントンするジェスチャーをこっちにしてきた。
その瞬間、違和感が何かわかった。対向車のライダーがヘルメットをみんな着けていたのだ。日本でもネズミ捕りがいると対向車がクラクションやパッシングで教えてくれるように、欧米系のおじいさんも教えてくれたのだと、すぐにバイクを脇に停めヘルメットをかぶった。
再び走り出して1キロも行かないうちにビンゴ!!
検問をしていた。
実際ノーヘルのバイク達が何人か脇に寄せるよう誘導されていたが、何の違反もない僕は素通りできた。
捕まったところで罰金はそこまで高くもなく、罰金を払えばすぐに国際免許証も返してもらえて解放されるらしいのだが、それでも無駄なお金と時間を危機一髪で割かなくて済んだ。まじでありがと、じっちゃん!!
エレファントトレッキングのサファリパークは昨日すでに訪れていたので道に迷うことなく到着。
700バーツ(2000円ちょっと)を支払い、30分のエレファントトレッキングへ。愛想のいいおじさんが象使いで、いろいろと英語で話してくれた。日本出身だと言うと"Yokohama??"と中々渋い質問が飛んできた。横浜は大好きだが、日本出身と聞いて横浜が出てくるとは中々渋い。
しばらくすると写真を撮りたいかと聞かれ、もちろんだと答えると"チップ200バーツね"と言われオッケーした。内心、チケットを買った受付のお姉さんに聞いた時には自分の携帯で撮ってもらう分には無料だと言っていたので、象使いが勝手に言うてるだけなのはわかっていたのだが、感じよかったし200バーツ払ってでも写真が欲しかったので承諾した。
承諾した後は、こんなわかりやすく反応変わるのは小学生でもおらんやろってくらい感じの良さに拍車がかかった。
象使いは象から降り、そこ(象使いが乗る場所)に乗っても良いよと言ってくれ、その状態でしばらく歩かせてくれた。写真も携帯の容量なくなってまうんじゃないかと心配するくらい連写してくれるし、"Hey go big motorbike, byebye see you tomorrow"と象に乗ってそのまま帰んなよー的な、よくわからんテンションの嵐に巻き込まれた。
ズサっズサっと重い足音を響かせながら草原を歩く心地良さで30分はあっという間に終了し、ホステルに戻った時点でまだお昼過ぎだったので、そこからはひたすら気ままに過ごした。
ホステルの目の前がビーチなので、砂浜で寝て、暑くなったら海で泳ぎ、お腹が減ったら近くのコンビニまでお菓子を買いに行ってはそれを食べ、波の音を聞きながらrelax roofでゴロゴロしては本を読み...とこれぞ至福の時間だった。
気付いたら寝てしまっており、パッと目覚めたときに波の音とカフェで楽しそうに話す旅行者たちが飛び込んできたときの幸福感。楽園と喩えられることの多いサムイ島、ほんまにその言葉がぴったり当てはまる場所で一生忘れられない時間を過ごせた気がする。
ちょっと早いけど今日はこの辺で。



