7月のさがみはらフィル第44回定期演奏会、そして下旬に室内楽の集い(ブランデンブルク4番)での指揮を無事に終え、

迎えた8月前半のメインイベントは、発足から10年、コロナによる1年延期を経ての第9回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「真夏の第九」。
6月から2週に一度のペースで、分奏、合奏と繰り返し、7月下旬から毎週、そして8月14日に無事開催することが出来ました(台風が通り過ぎる中での前日夜に、オーケストラリハーサルが出来たことは大変有り難いことでした)。
アマチュアの団体故に、特に合唱の方々が練習に苦労されたと思います。

オーケストラは、ゲストコンサートマスターの松本さん(元日フィル)からも難曲と言われたシューマンのマンフレッド序曲を前半のプログラムに組みましたが、回を増すごとに、演奏メンバーの皆様がこの曲を好きになっていってくれているのが実感できるほどに。
管楽器は心強いメンバーが集まってくださったこともありますが、弦楽器も前回参加者にも増して意欲ある若者が集ってくださったおかげで、第九もかなり密度の濃いリハーサルが持てました。本番も、オーケストラは緊張感と表現力を余すこと無く発揮してくださいました。インスペクターを中心に、皆様方に集っていただいたことに感謝申し上げます。
コーラスも、本番は指揮台上でもよく聴こえていて、とても良かったと思います。ソロ合わせが当日のみだったのだけが、自身も含めての反省点かもしれません。オペラのリハーサルでもよく指揮者が歌手にim tempo! と叫ぶことが多いのですが…
全体としては、オーケストラの質感は昨年よりも良く、コーラスもマスク越しとは言え昨年よりも良く聞こえ、もしかすると今まで開催してきた中で、一番だったかも。
10回を区切りにしようということで、来夏第10回が「真夏の第九」最後となります。
来年2023年8月13日(日)杉並公会堂にて、第10回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート「真夏の第九」ラストコンサート、楽しみに♪
下旬からは、まずは11月に指揮予定のFAP名曲コンサートのリハーサル。こちらは〝名曲〟と冠を付けながらも、何故か演奏されることの少ない曲ばかりが並んでいます。モーツァルトのイドメネオよりバレエ音楽抜粋、シューベルトの序曲、スケルツォ&フィナーレ、メンデルスゾーンの交響曲第1番。
先日はバレエに合わせた音楽ではなく、音楽表現として捉えることを中心に、表現力とアンサンブル力を高められるようリハーサル致しました。
もう一つの団体さんは、ハイドン44番、シューベルト4番、メンデルスゾーン4番と4ぞろ目でのプログラムを11月に予定しているアマチュアオーケストラの下振りとしてのリハーサル。シューベルト・ツィクルスを目指していらっしゃるようで、今回が4回目の公演となるそうです。どれも重量級ですが、どんなことに気をつけて練習して、本番指揮者での合奏を迎えたら良いかを中心にリハーサル。こちらも貴重な機会をいただけたこと、そして楽しくリハーサルできたことに感謝!です。
来週にはある大学オケの合宿に、そして週末には来年1月にMUZAで指揮予定の団体さんのリハーサルです。今年後半も更に充実させていきたいと思っています!
演奏会指揮は勿論、下振りとしての合奏指導、分奏指導等にも喜んで日本全国何処へでも伺います。必要でしたら、PCR検査、抗原検査等も済ませて伺います。先になりますが、来年、また2024年特に春以降の依頼もどしどし受け付けていますので、お気軽にメッセージにてご相談ください。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
阪本正彦