様々な困難に遭いながらも、たくさんの方々に支えられて、なんとかこの一年を過ごし通すことが出来ました。ありがとうございました。心より感謝申し上げます。
 
年初の学校音教での指揮のあとは、そのすぐあとのリハーサルから含め、企業サークルオーケストラ、幾つかの市民オーケストラ、弦楽合奏団、チャリティーコンサート、大学オーケストラの指導や合宿など全て中止となり、ある意味お先真っ暗。楽書や楽譜を読み込む時間はたくさん取れましたが、やはり現場、実践でのアウトプットに対するコミュニケーションの経験値を重ねることが出来ないのが、一番辛かったです。
 
幸いにも夏には下野先生によるセミナーもあり、受講した際には、その点を指摘されました。
 
その後、感染対策を万全にして奄美だけは予定されていた第九から演目を変えて出来ることになりました。10月、11月初めにリハーサルのために皆さんとお会い出来た時は感無量でした。今まで島外のエキストラさん達に頼る部分が多かった奄美オーケストラでしたが、ミニコンサートとして、ほぼ島のメンバーのみで、11月22日に無事公演を終えることができたのは、大きな進化だったと思います。また、これからの発展に大きな希望が湧いてきたとも感じています。
時期的にも良かったと思います。
 
来年2月に指揮予定していた或る企業サークルオーケストラは、この秋からのリハーサルが始められず、再来年2月へと延期になりました。
今年振る予定だった作曲家はベートーヴェンは勿論のこと、ブラームス、チャイコフスキー、ワーグナー、マーラー、シェーンベルク等多岐に渡っていただけに、その経験値を積むことが出来なかったのは非常に残念ですが、そのまま来年再来年にスライドしているものもありますので、そこに期待でしょう。個人的には、比較的上手である在る企業サークルオーケストラでのチャイコフスキーの4番の機会を失したのが残念でなりません。
 
来年はまず、少しずつですが、社会人有志オーケストラでの分奏指導から始まります。主宰する室内オーケストラは、管楽室内楽公演と弦楽室内楽公演を行います(リハーサルを監修)。6月には弦楽合奏団、7月には市民オーケストラ、8月はチャリティーコンサート、10,12月は市民オーケストラを指揮する予定です。ただ市民オーケストラの場合は市の公共施設をリハーサル会場としている事が多く、この先も制約、若しくは市側の判断等で中止を余儀なくされる事もあるかもしれないですが…
 
数々の不安を抱えながらの年越しとなりますが、どうか皆様にとっても希望の年となりますように。
今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
 
 
まだまだ来年、再来年以降に向けての、指揮や合奏指導、分奏指導依頼をお待ちしております。日本全国、世界に参りますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。